【小説】強く生きる。(※仮タイトル)第1話「突然の出来事」

5 2023/09/13 08:32

「んん…ん…?」

目を覚ますとそこには知らない誰かが複数人いる密室だった。

『意識が戻ったようです!』『もう一人の方はどうだ?』『まだみたいだな…早く戻るといいんだが…』

そんな会話が聞こえた。

どうやらここは救急車の中らしい。そして姉もいるようだ。 

救急隊員であろう男性が近寄って来た。

『痛い所や怪我はないかい?』

「えっあ、はい…!大丈夫だと思います」

『そうか、それはよかった。』

なんだか優しそうな人だな…

『早速の質問で申し訳ないんだけど、今目が覚める前に何が起こったのかわかるかい?』

えっと…何かあったんだっけ…状況がよくわからない。

「えっと…わからないです…。」

『そうなんだね、答えのわからない質問をしてしまってすまないね。』

「いえ!大丈夫です!」

『事件の可能性が高いみたいでね…。君も被害者ということみたいなんだ。』

事件…か。救急車の世話になる程の事件に巻き込まれるとは…

『あぁ、そうそう、衝撃的な写真になっちゃうけど、この子(現場での写真を見せる)は君の家族かい?』

「!?!?……はい、そう、です…。私の姉です」

『そうなんだね…。君のお姉さんも乗っているんだけど重症みたいでね…。もうすぐ着くから待っててね。』

「…はい。わかりました…。」

どうして…どうしてこうなっちゃったんだろう…。この赤いの…全部血…なんだよね…?心が痛い…。

『そういえば名乗っていなかったね、僕は救急隊員の狭山というよ。君と君のお姉さんの名前も教えてくれるかな』

「そうですね!私は雪原琴葉(ユキハラ コトハ)といいます!姉は雪原楪奈(ユキハラ ユズナ)です!」

『ありがとうね。改めて、これからしばらくよろしくね、琴葉さん。』

「はい!」

しばらく経った。

『病院に着いたみたいだよ。動けるかい?』

「はい!心配ありがとうございます。」

病室に着いた。私は軽症で身体はほぼ大丈夫だが、念の為検査するため1週間程この病院にいることになった。

狭山さんが病院の方に2人は姉妹だと伝えてくれたのか、姉と隣同士の部屋にしてくれた。

もう夜だ。ド深夜になる前に寝よう。

ベッドの中で本当に気を失う前に何があったのか、改めて考えた。

しかし、全く思い出せない。

「何があったのかわからないと本当にモヤモヤする…」

「…もしかして、だけど…

いや、私の他に誰かいる時に言おう。それが本当かもわからないし、目撃者が近くにいるかもしれないし。」

とにかくもう寝よ。

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タグ: 小説 タイトル 1話 出来事

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その他2023/09/13 08:32:44 [通報] [非表示] フォローする
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軽くメインキャラ紹介的なの

雪原琴葉:本作の主人公。生まれつき身体が弱い。

雪原楪奈:琴葉の姉。琴葉に対してはシスコン気味。


早く続きが読みたい!僕も小説書いてるよ!がんばれ!


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