不登校。4
でも。
YMちゃんは転校した。私に何も言わずに。
私は、どう思われていたのだろうか。
この一件で、HSPは酷くなっていった。
私には、幼稚園から一緒の幼馴染、Sちゃんがいる。
でも私は、Sちゃんが苦手だ。
静かだし、何も言わない。私の、T兄を見ているような気分だったから。Sちゃんの家は裕福だ。美人で、綺麗で、優しくて、頭が良い。運動も平均くらい。
私とは何もかも違う。私は、貧乏で、不細工で、汚くて、優しくもないし、頭も良くない。勉強はやれば伸びるけど、そもそも容量が悪いから、人一倍努力が必要だ。
それなのにSちゃんは、努力もそこそこなのに私を悠々超えていった。
Sちゃんは、私のことを何も知らない。
Sちゃんだけじゃない。きっとYMちゃんも、他の子も知らない。
みんなは私を「優しくて、面白くて、いい子」っていう。
...そんなわけがない。そんなことあるはずがない。
優しい?そんなの表だけ。誰かのことを助けるのも、先生に見られて、成績向上のため。
面白い?SNSで適当なネタを拾って、披露してるだけ。
いい子なはずがない。いい子は、母の言う事をしっかり聞くんだから。
私は、ある日ふと気になって、自分の殻を割ってみた。
生まれた時から背負っていた大事な大事な殻。
その中には、くだらないプライドと辛い学校生活と幸せな日常が少し、それと自己嫌悪の碇が入ってた。
私は要らない『辛い学校生活』を捨てた。
だから不登校になったんだ。
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