＃トゥルーエンド．

今ならまだ間に合う．

根拠のない自信だけなら、十分だった__

、

、

「ねえっ、！…、っ」

扉を開こうとした手が，急に止まった．

「どういうこと、__」

部屋から聞こえる微かな声

「もう、あの人のことは忘れたから」

「なあ、忘れてしまえば簡単だろ？

　幸せになることぐらい．」

、

、

「まあ、忘れるのには時間、かかったけどね。」

、

忘れる時間，幸せ__、……！

全てのピースがはまった音がした．

「おい、嘘だろ…、」

君が、僕のことを忘れるわけがない．

忘れられるはずがない_

「なあ、キスしていい？、…証に」

「ふははっ。…いいよ」

だめ，，気持ちと行動が反比例している自分に苛立った．

流れる沈黙は、２人の関係を示している。

一生幸せにするのはこの僕って

誓ったはず、なのに、…

、

、

___結局、僕は騎士にはなれなかった．

このマシュマロ、どうしようか。

この後ひとりでやけ食いでもしようか．

，ひとりで、___

、

手に入れるのに必死になって，

安堵しきって失ったモノは

もう、一生手に入らない．

___僕を不幸へと呼び寄せたのは、この悪魔（ﾏｼｭﾏﾛ）だ．

ただこいつだけに、罪をなすりつけた___

、

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____ハッピーエンド編

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