かんなぎ作小説イッキ見!(第一話〜第七話)

4 2021/10/23 16:06

壮大な自然と巨大な都市「中央都」、そして迷宮塔。

主にこれでこの世界は出来ている。

地球と同じように球体のようにできているかはわからない。

迷宮塔には何階かに次の階を護る「守護獣」とゆうものがいる。

守護獣を倒すと、その階までは「空間転移門」とゆうもので

誰でも移動することが出来る。

何万もの生物が生活、戦闘する世界。

その世界の名は・ ・ ・

       『イニティウム・フィー二ス』

西暦20XX年6月7日

俺は中学3年生、風神 白夜(かぜかみ びゃくや)だ。

最近、俺はハマっているゲームがある。

まだ技術が進んでいないので風や熱は感じられないが

グラフィックが綺麗でまるで現実のように感じられるVRゲームである。

「今日も、一人で帰るか・・・」

俺はそもそも友達があまりいないため、帰る人もいないのだが。

「・・・」

父:風神 隼人(はやと)は単身赴任中、母;風神 葵(あおい)はVRなどのゲーム系の情報誌の編集部で働いているので

祝日でもない限り家にいるはずがない。

おそらく自分の部屋にいるであろう妹にノックだけをし

帰宅したことを伝え、自分の部屋に駆け込む。

授業で出された数学・社会・英語の課題をおざなりに済ます。

課題を終わらした俺はベットの上に置いてあるVRゴーグルに

『イニティウム・フィーニス』のカセットを差し込み、

VRゴーグルを頭につけゲーム開始のボタンを押すと

真っ暗な視界に「Welcome! Initium・finis」という透明に近い

青色の文字が写り出し、多彩のリングを潜って行き

巨大な都市「中央都」の中心の真上からゆっくりと降下していく・・・

今、俺はVRゲーム「イニティウム・フィーニス」にログインし、

中央都にゆっくり降下している最中なのだが・・・

いくらたっても中央都の中心にたどり着く気がしない。つまり空中で静止しているのだ。

俺は今空中で静止しているのにもかかわらず降下はアバターを動かせないので

ウィンドウを出す指を上から下に動かす動作が出来ずGM(ゲームマスター)コールが出来ない。

「GMが対処してくれるまで待つか・・・

 俺以外にも同じようなことがあったら今頃運営陣は半泣きだろうなぁ。」

ぶつぶつとくだらない独り言をしていると

中央都にある大時計の上にある巨大な金がなり始める。

ゴーン,,ゴーン,,ゴーン,,

これが鳴ったのはこのゲーム初めてのことだ。

すると、いきなり中央都の中心の広場にワープした。

「強制転送(テレポート),,,!」

周りには知らないプレイヤーたちが自分と同じように強制転送させられている。

いや、ありえない。このゲームはMMO(大規模オンラインゲーム)ではないし、

自分一人でストーリーをクリアしない限りネットを通じて他の人と一緒の遊ぶことは出来ないはずなのだ。

おそらくよくある初心者がチームに入って来た瞬間にチームからはぶくとうゆう対策のためだろう。

しかし、このゲームは売られてからまだ一週間しかたっていないのだ。

まだ少数の人しかクリアできていない聞く。

もちろん俺もクリアしていない。

広場はざわざわと色んなプレイヤーの独り言が聞こえてくる。

「もしかしてアップ,,トで,,,信できるようになったのか?」

などの嬉しいと感じる人もいれば

「運営の,,,グじゃないよな・・・」

などのバグを不安がる人もいる。

すると広場のプレイヤーたちを見下すかのように

運営からの放送が始まった。

「ようこそ。私の世界へ・・・」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「ようこそ。私の世界へ・・・」

運営の放送の第一声はそれだっった。

言っている意味がわからない。

何だってこれはVRゲーム、コントローラから手を離しVRゴーグルを取れば現実に戻れるのだ。

早速VRゴーグルを取ろうとする。

「なんだ・・・さっきから手と頭にコントローラーとVRゴーグルがある感じがしない!」

頭を触ってもVRゴーグルがついている感じがしない。髪の毛を触っている感じがする。

「嘘だろ・・・。これは現実なのか!?」

ログアウトするにはVRゴーグルを外すか、コントローラーの電源を切るしかない。

内部からはどうすることもできない。

周りの他のプレイヤーも次々気づき始めているようだ。

「嘘だろ!なんかのイベなんだろ!」

「この後、用事があるのよ!」

「ふざけるなよ!現実に帰してくれえええええ!!」

悲鳴。怒号。絶叫。そして咆哮。

たった一週間もたたないうちにVRから牢獄と変化した

『イニティウム・フィーニス』

プレイヤー達の希望を断ち切るかのように放送が流れる。

「もし、現実に帰りたいのなら、全員で協力し迷宮塔を全制覇することだ」

これがこのゲームが現実に変わった日

『始まりの日』だ

『ようこそ。私の世界へ・・・』

『もし現実に帰りたいのならば、全員で協力し迷宮塔を全制覇することだ。』

たったこの二つの言葉だけで、高校1年生朱嵜 彩芭(しゅざき いろは)は恐怖のどん底にまで落ちていってしまった。

「・・・」

恐怖で声が出ない、足も震えが止まらない。

恐怖の中、一生懸命に頭の中で今から何をするか考える。

頭の中がパニックになってしまい、その場に座り込んでしまった。

「彩芭だよな?」

急に本名で呼ばれた。

何故だ?何故私の名前を知っている?そうだ、私は学校の友人達と一緒にこのゲームを買ったのだ。

もちろん友人達は私のアバターの見た目と名前のイロハを知っていて、いつか一緒にダンジョンに行こうと言っていたのだ。

「・・・・・」

友人の『シン』が居るのが嬉しすぎて声も出ない。

「おーい。大丈夫か?ラグってんか?」

「ちゃんと聞こえてるよ‼︎」

涙が出そうになる。

「俺達もいるぜ!」

「シュウ!ユウタ!ナツキ!」

こんな世界に一人ぼっちでないことがわかり心身ともに安心する。

「よし、それじゃ全員揃ったしレベ上げしにフィールド出るか!」とシュウ

「えー。いきなりぃ〜?」とナツキ

「まあ、クリアするためにはレベ上げ必要だろ?」とシン

「そうゆうことだナツキ、行くぞ!」とユウタ

そんな四人の他愛のない会話を聞きながら

フィールドの出入り口である北の大門を目指す。

ここから私の第二の人生,,,セカンド・ライフが始まる。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

20XX年7月12日

俺、風神 白夜ことビャク(ビャクとは俺のプレイヤーネームである)は今中央都の西方にある中心の広場までとはいかないが、そこそこ広い広場があるらしい。

そこで今回第3階の守護獣、ボス攻略会議があるらしい。

1,2、階には弱い中ボスしかいなかったため、3階のボス攻略会議なのだ。

俺はこのゲームを3日で1階1階進めて100×3=300日、約6ヶ月でこのゲームをクリアでき本当の現実に帰れると計算していた。

こんな序階で一ヶ月以上かかるとは思っていなかった。

今回の攻略は3階なので安全マージンは各階数の+8となるので

最低でもここにいるプレイヤー達はレベル11はあるとゆうことになるだろう。

全員が階段のように段々になっている椅子のようなものに座る。

「よし!皆集まっているかな?」

銀髪に金三系統の装備をつけている。金属系統の装備は要求重量が多いので、この時点でトッププレイヤーとわかる。

おそらく腰につけている片手剣と盾もかなりの熟練度がないと使えないものだろう。

「私の名前はシャルロットだ!よろしく!」

「いきなりだが私たちのパーティが第3階のボス部屋の入り口を見つけた。

おおぉ・・・。とつい周りのプレイヤーは声を出してしまう。

「一度全員で、突撃してみようと思う」

「なにせここはゲームだ。死んでもリスポーンできる」

「私たちは今も前線組に入ろうとレベ上げしている人達、このゲームに閉じ込められ今だに不安の中にいる人達に希望の兆しを見つけてやることがここにいるトッププレイヤーの義務だろそうだろ!!!」

全員、頷く。

「じゃあ、8人で1パーティくんでくれ!」

「ボス攻略には8×4=32の1レイドは必要だからね!」

「パティー作ったら明日の昼に12時から迷宮塔に出発だ!」

「どうすればいいんだ・・・」

今日の攻略会議で最大8人のパーティーを組めとゆう指示が出されたのだ。

最低でも2人でパーティーを組まないと前線組に入れてもらえないだろう。

中央の広場では中心となる、シャルロット達が前夜祭をしているので中央都の少し道に入ったところにあるベンチに座り、1番安いであろう堅焼きパンに水入りパンとゆうラインナップの夜食を食べる。

「相変らず硬いなこれ」

このゲームが開始してからこれしか食べていないのだ。

何せ、うまいご飯を食べるには自分の大事なスキルスロットを一つ使うとゆう馬鹿みたいなことをしなければならないのだ。

そんなことを考えていると、

向かいのベンチにフード付きのコートらしき装備で顔を覆い隠しているプレイヤーが座ってくる。

自分と同じ堅焼きパンを持っている。

こんなプレイヤー攻略会議の時にいただろうか。

今はこんなことを気にしていられない。

「あんた、今日の攻略会議の内容聞いたか?」

「うん・・・」と言い頷く。

「2人でパーティ組まないか?ソロだと攻略パーティに入れてくれないんだよ。」

「・・・」

無言で指を上から下に動かしウィンドウを出しパーティー申請してくる。

「ありがとう」

これでも俺のコミュニケーション力の全力を出した方だ。話すのにこれほど疲れたことは無いだろう。

まぁ、これでボス攻略に参加出来る。

「それじゃあ、また明日」

「うん・・・」

それだけを言い残し、食べ終わった堅焼きパンと水入りビンが入っていた布袋をストレージにしまい、宿屋に向かう。

〈後書き〉

読んでくれている人、初めて読んでくれた人こんにちは、こんばんは!

今は第十三話まで書いているのですが、リア友からキャラ設定忘れてしまった。

などを聞いたので、これまでの復習回みたいな感じですかね?(多分そうw)

書ける文章の量が限られているので七話までしかかけませんでしたが、後で八話〜十話まで上げようと思います!

十話で最初のボス攻略はおわるのでそこまであげようと思います!

次はボス攻略で会いましょう!

いいねを贈ろう
いいね
4
コメントしよう!
画像・吹き出し

タグ: かん 作小説イッキ 一話 七話

トピックも作成してみてください!
トピックを投稿する
その他2021/10/23 16:06:01 [通報] [非表示] フォローする
TTツイートしよう!
TTツイートする

拡散用



名前変えました!元かんなぎです!


画像・吹き出し

トピックも作成してみてください!
トピックを投稿する