奇跡‼①[物語](海目線)
はい、前回から見てください。
==あぁ==
僕の名前は海。
恋って女子が僕のこと好きらしい。恋のあだ名はれもんだ。
でも俺は別に好きな人がいる。れもんもいつか諦めてくれるだろう。
でも、れもんも優しいところがあって嫌いじゃない。普通に他の女子より少し優しく接する。
そうしていたのだが、
他の男子がれもんを避けるようになっていた。僕はなぜかはわからなかった。
でも、ついていかないと僕は仲間はずれにされる。
れもんを避けるようになった。
別にどんなふうに思われても良い。。
ただ、最近ずっと喋っていない。落ち込んでいるようにも見える。
なんか少し可愛そうなのだが、ふたりきりになる時間なんて無い。
あったら少し声をかけようと思ったのだが。
帰りも同じ方向から帰ろうとしなくなったれもん。
僕は本当の好きな人を気にしつつ、れもんも気にしていた。
三学期の終業式、
(このまま、れもんとは喋らないで終わってしまうのか)
そう思っていた。
でも、聞いてしまった、れもんの本音を
きっと聞こえないように言ったのだろう。
「なんで、わたしのことを避けるの」
今にも泣きそうな声だった。
僕は絶対に聞こえない声で、
「ごめんな、僕も避けたいわけじゃない、他の男子が、さけるから、こんなの嘘だと思われたって良い、ただ、僕が避けたくて避けてるんじゃないってこと、わかってほしい。。。。」
と、ささやいた。
春休み、僕の親戚の友達、、だからほとんど会ったこと無いのだけどその人家族が僕が住んでいる近くに引っ越すらしい。
だから学校が同じだからよろしくということが知らされた。
どこに引っ越すか、聞いた、
[春花荘の3階]
春花荘。
それは前にれもんから聞いたアパートだった。
れもんが住んでいるところと同じ。
だから僕は一つ、メールを送った
[そこに恋という人が住んでいます。僕が前仲良くしていた女子友達です。その人のこと、最近男子は避けてしまっているので、仲良くしてほしいです。このことは和馬さんに伝えなくてもいいです。でも仲良くしてほしいです。]
このメールは和馬くん。会ったことは一回しか無いが、その男子と恋が仲良くすれば、れもんも元のように元気でポジティブ思考の良い女子に戻ると思った。
どうか、6年生が始まったとき、二人で仲良く投稿してる姿が見られますように。
そして僕はれもんに絶対にこれを渡す。
手紙
恋へ
最近避けててごめん。
僕が避けたくて避けたんじゃない。
それはわかってほしい。他の男子が避けていたから僕が仲間外れにされると思って。
そんな僕は優しくないよね。
ごめん。本当に。
そういえばれもんに手紙なんて初めてだな。女子に手紙書くのも。
僕はれもん以外に好きな人がいるけどれもんも嫌いじゃないから。
きっと同じアパートに引っ越してきた和馬くんと仲良くしているだろ?
仲良くしていると嬉しいな。
僕の親戚の友達。だから一回くらいしか会ったことは無いんだけどな。
最後に
ありがとう。いつも優しくしてくれて、心配してくれて。
こんな僕でごめん。もし俺が中学になって、好きな人に告白しても
ずっとれもんとは友達でいたい。おとなになっても。
それくらいの関係が僕達には丁度いいと思ってる。じゃぁまた。
海より
この手紙を渡そう。
きっと、いや、絶対に。
終。
あとがき
今回は海目線です。
わぁぁこんな手紙書かれてみたい‼‼‼
私も最近男子に避けられていて。。
こんなことあったら本当にいいなぁ。
じゃぁ次回。またね!
2022年1月29日