希望の光【小説】（６）

ーー私「え...？」ーー

夜白貴鬼「『え...？』じゃないよ。言葉の通り。お別れだよ。」

私「な、なんで？どうしていなくなっちゃうの？」

夜白貴鬼「僕は人間界に居ちゃいけないんだよ。鬼だし。」

私「な、何で言ってくれなかったの？」

夜白貴鬼「心配させたくなかった。」

私「会ったときからいっつもそうじゃん！全部自分で抱え込んで！管理人さんとのことだって！何も教えてくれない！仲間じゃないの！？」

夜白貴鬼「仲間じゃねぇよ！僕は生まれたときから鬼だ。人間と馴れ合う筋合いはねぇんだよ！」

私「でも！助けてくれたじゃん！」

夜白貴鬼「あれは....」

私「私は！これから貴鬼と一緒に雑貨屋さんとか！カラオケとか！行くつもりだった！私と一緒にいると嫌なの？」

夜白貴鬼「違う！！！僕はただ、幸せになってほしいだけだ。でもっ,,,行かなきゃ...」

私「蘇りの鬼様...私のお願いまだ残ってるよ....」

夜白貴鬼「ふぅ....仕方ないなぁ( ´∀｀)いいよ、願いを言って..？」

私「貴鬼と、一緒に暮らしたい。ずっと一緒に居たい、なんて....駄目だよね..」

夜白貴鬼「いいや、叶えてみせるよ。見ててっ！」

ぽわわわわ....

私「なにこれっ、貴鬼が光ってる...？」

夜白貴鬼「これで僕はもう人間だよ。」

私「やった！じゃあ、お店行こうよ！」

夜白貴鬼「まずは、管理人との関係について話してもいい？」

私「・・・・いいよ。」

夜白貴鬼「僕ね、蘇られるからよくころしを頼まれてたんだ。そのときにあの研究所の管理人も何人かころしたんだ。だからああいう反応だったんだ...」

私「そうだったんだ...今まで思ってたこと一つだけ言っていい？」

夜白貴鬼「・・・・・・いいよ。」

私「カッコいい貴鬼が大好き」