学園物語6
「ヴァ、ヴァンパイア・・!?マジか・・。うちも職業を持ってるんだ・・魔法使いなんだけどね」
まいんが言うと、ヴァンパイアの子は少し驚いた。
「へぇー。君は魔法使いなんだねー。魔法使いって結構強いんだよね?」
「う、うん・・。ヴァンパイアより強いと思うけど」
まいんは視線を逸らす。
「え?そうかなぁ。・・ねえ、今から戦わない?」
その子は言った。
「!?無理でしょ。ここ学校だよ!?!?本気出したら学校ぶっ壊れるよ!」
まいんが気づいたら学校ではない場所にいた。
「え」
ヴァンパイアの子はにこりとする。
「最終的にどっちが勝つのか・・じゃ、対戦開始!」
「は、はや!」
まいんは攻撃されそうになったがギリギリのところでよけた。まいんも攻撃する。
「メガファイア!」
メガファイアの攻撃は成功した。だが、ヴァンパイアの呪いで、まいんもダメージを受けた。
「攻撃したのに、呪いをかけられた・・?」
まいんの体力ー16。
「知ってた?ヴァンパイアは、攻撃されると呪いをかけることもできるんだよ」
「そ、そんなのずるいじゃん!!」
「ずるくなんてないよ」
「くっ・・」
フレイムタワー!まいんは攻撃した。ヴァンパイアの子に大きなダメージ!
「魔法使い、なんという力・・!」
辺り一面が真っ白くなり何も見えなくなった。
気づいたら、まいんは曲がり角のところにいた。
「どうなったの!?」
まいんが前を見ると、ヴァンパイアの子はいた。
「確かに強かったね。あなたのこと、見直したよ」
「うん・・」
「あ、名前を教えて?」
「まいん・・だよ。2年1組の」
「へえ。私はレクリア。1年2組!」
「1年なんだ・・1年なのに、めちゃくちゃ強いな」
「強い?まああれでも本気は出してないからね」
「えーじゃあホントはもっと強いの?」
「そうだよ」
「ずるーい~」
まいんは子供っぽい声を出す。
「だからずるくないって。・・じゃあまた今度会おうね。私の姉とも会ってみたらいいよ」
レクリアは、どこかへ行ってしまった。
「なんか凄かったな・・あれ、痛みがおさまってるような?」
リレーの練習の時のキズが治っている。
「えええ!?あんなに戦ったのに悪化していないの!?まあいい。戻るか」
まいんは校庭に戻った。でも時間はそんなに過ぎていなかった。
まいんは練習の続きをした。