【小説】BTSと私 第8話
BTSについての小説を書かせていただこうと思います
ときどき他のBTSメンバーやTWICEメンバーも出演します(BLACK PINKメンバーも出演させる予定でしたが、話がややこしくなるといけないので、やめました)
ぜひ読んでみてね!
〈登場人物〉
・私(○○)・ユンギ・ジン・ナムジュン・ホソク・ジョングク・テヒョン・サナ・ミナ・ナヨン・ジヒョ・チェヨン・ダヒョン・ジョンヨン・モモ・ツウィ
〈本編〉
ガチャ。カチリ。私は呆然とした。・・・鍵を閉められた!
テヒョンから取り残された私は、頭の中でさっき私の放った言葉を思い出した。
「ああ・・・」
私は顔を手でおおった。
ユンギとテヒョンは兄弟だ。ユンギの彼女である私がテヒョンにあんな態度をとるなんて、なんて思い上がっていたんだろう。私のしたことは、ユンギに迷惑だ。
手すりに寄りかかり、ソウルの夜景を見つめる。風が吹きつけた。コートも着ていない私は、震えていた。
やっぱり私がアイドルと付き合うなんて無理だったんだ。韓国語もわからないのに、同棲とかはしゃいでここまでユンギに頼ってきた。ユンギがいなければ、私はここで生きることすらできないんだ。
恥ずかしい。
「・・・よし」
ユンギと別れよう。ひとりで韓国語を勉強するんだ。このままじゃ、ダメだ。自分の仕事をみつけて、一人前になろう。
そうしたら、またユンギにただいまって言える。
私はもう一つの部屋に入り、自分の荷物をまとめた。コートはないから、セーターを重ね着する。
「ごめんね、ユンギ」
そのとき、はじめて涙がこぼれた。
私は身をひるがえすと、部屋の鍵を閉め、廊下に駆け出した。
〈続く〉
【小説】BTSと私 第9話
いいねを贈ろう
いいね
4
コメントしよう!
トピックも作成してみてください!
トピックを投稿する