星のカービィwii小説(12)「vsゴライアス」
厳しい寒さの中頑張ってローアのパーツを探していた。
するとコピーのもとを見つけた。
ファイア、ニンジャ、ファイターの3つだ。
「おお!コピーのもとだ!ぼくここでは吸い込むこと難しいからありがたいよ〜。」
カービィはファイターの能力を選んだ。
「ん?カービィ、ファイアじゃなくていいのか?」
「もう体は十分温まったからね。ここからは格闘技だ!」
カービィは素早いバルカンジャブを見せつけた。
「そうか・・・。」
少し進むと雪の広場についた。
「ぼくたち疲れたし、ちょっとここで休憩しない?」
「そうだな、ここは見渡しもいいし敵が来てもすぐに気付ける。」
四人は広場で休憩していると突然大きい猿のような敵がやってきた。
「俺の家を荒らしに来たってか?許さんぞ!このゴライアス様がめためたにしてやる。」
早くも敵は戦闘モード。
しかしカービィは全く怯えずにいつもどうり話しかけた。
「こんにちはゴラアイスさん!あのね〜ぼくたち・・・・・。」
カービィは長々と喋りだしたがやはりローアのパーツと聞くと耳を傾けた。
「何?ローアのパーツだと?」
「そうだよ〜。今ぼくたちが探してるのはエムブレムっていうらしいよ〜。」
「エムブレム、そうか。お前たちはそれが目当てだったんだな。」
何やら誤解されてるような気がして気を引き締めた。
「あの光、鮮やかな色、まるで俺の背中を押してくれるようだった。だからこの宝は絶対に渡さん!」
戦闘が始まった。
「やっぱりこうなるのだな。まあ、予想はしてたが、大的中だった。」
ゴライアスは壁に張り付き飛び回るので中々攻撃を当てにくい。
「ここは私の出番だな。」
メタナイトはシャトルループし壁に張り付いてるゴライアスを追尾し攻撃した。
大したダメージではなかったが急に攻撃を喰らい壁から落ちてきた。
「今だ!」
カービィ、ワドルディ、デデデ大王が攻撃を仕掛けた。
「スマッシュパンチ!」
「ワドスピアスロー!」
「ジャイアントデデデスイング!」
一気に攻撃が決まりゴライアスは体制を崩した。
上空にいたメタナイトも降りてきた。
「くそぉ!泥棒のくせに!泥棒のくせに!!!!」
ゴライアスは怒り狂い絶叫した。
「私達は泥棒ではない。というか、人の所有物を勝手にとって自分のものとして扱うほうが泥棒と思うが?」
「何だと!お前らこそが泥棒だ!消え失せろ!」
「言っても分からぬバカばかりだな、こうなったらやむを得ない。」
メタナイトが闘志をみなぎらせた。
ゴライアスは怒りのあまり地面を叩きまくり壊そうとしていた。
「やめろ!それじゃあおれさまたちの戦場が・・・。」
大王が止めに行ったが間に合わなかった。
地面が壊れ全員真っ逆さま・・・。
と思いきや下に地面があった。
しかしさっきと地形が違って滑りやすかったり段差が合ったりして戦いにくい場所だった。
「うがあああああああ!!!」
ゴライアスは言葉にならない声を上げて攻撃した。
手に力を込め波動弾を出してきた。
そのとき、カービィも反応して波動弾を出そうとしていた。
「その攻撃はぼくも持ってるよ。喰らえ! ギガはどうショット!」
ゴライアスがチカラをためて放った波動弾とカービィが力をためてはなったギガはどうショット。
しばらく球同士のぶつかり合いが続いたが勝ったのはギガはどうショットだった。
そのままゴライアスの直撃・・・とは行かなかった。
ゴライアスは壁に張り付いて逃げていた。
が、それはカービィも想定済み。
「壁に張り付くくらい分かってるよ。ぼくだってバカじゃないんだからね! ライジングブレイク! 」
カービィは上にいる敵にも大ダメージを与えるアッパーカットを繰り出した。
「トドメだ!」
「ムーンサルトキック!」
「スピニングナイト!」
「ワドトリプルスピアスロー!」
「おにごろしデデデハンマー!」
決着が着いた。
「ぐあああああああぁ!」
ゴライアスの悲鳴が響き渡った。
メタナイトが歩み寄ってきた。
「ローのパーツはどこだ。」
悔しそうに顔をしかめていたがもう無理だと諦め、大人しく教えた。
「彼処の壁の中だ。取りたいなら自由にしろ!」
メタナイトは壁を壊し、中に入った。
「おお、これがエムブレムか。」
メタナイトはカービィたちの場所に駆けつけた。
「ローアのパーツだ。エナジースフィアも全て集めただろうから大丈夫だろう。」
「そうだね、マホロア喜ぶよ〜。」
カービィはマホロアのもとに戻るため歩き出した。
カービィたちの姿が見えなくなったところでゴライアスが独り言を言った。
「さて・・・ゴラアイスとは何だったのだろうか・・・。」
カービィはマホロアに報告すると大喜びだった。
「ワァ、エムブレムとタイリョウのエナジースフィア!うれしいヨォ。」
「おれさまの大活躍のおかげだな。ゴライアスというやつはおれさまがいなければ皆終わってたわい。」
メタナイトが突っ込んできた。
「正直、いなくても勝てたしデデデ大王はそこまで活躍という見せ場はなかった気がするが。」
「うるさいわあああい!」
いつもの喧嘩が始まった。
「じゃあマホロア、次の行き先を教えて!」
「ツギはココだヨォ。」
マホロアはそう言いスクリーンに画像を映した。
「ナッツヌーン・・・。」
「アト、ヒトツチュウコクしなきゃイケないコトがアルンダ。」
「何?」
「ナッツヌーンにあるマストをウバッてるヤツはイクウカンからヤッテキてるからとてもツヨイんダ。心配だヨォ。」
「大丈夫だ、おれさまと部下三人がいるからな。安心しろ!」
大王以外の三人がが何かと愚痴愚痴いい出した。
「部下になった覚えはないけどなぁ。」
「私は部下を持ってるのだが・・・。」
「ぼくは一応大王様の部下ですけど・・・。」
「うるさいわああああい!」
大王がまた叫んだ。
いつもの喧嘩を見せられてるマホロアは呆れて言った。
「キミたちケンカしすぎだヨォ。トリアエズ、がんばってネェ。」
長い喧嘩が続き終わったらムスッとしながらナッツヌーンに向かった。
続く
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