【小説】まだ名前未定です
~エピローグ~
「お前、俺のこと哀れんでるだろ。」図星だった。そんなつもりはなかった、と言い返すこともできず僕は口ごもる。「なんかお前、ウザいんだよ。俺の事なんでも知ってます、みたいな面しやがって、最後にはなんにも知りませんでしたってか。うざ。」彼の藍の目が黒に淀む。この綺麗な藍の目を僕が濁したという重たすぎる罪悪感と、何にも動じなかったこの美しい瞳を汚すことができた快感が僕の中で気持ち悪いぐらいに渦を巻いていた。いつからこの人間なしでは生きられなくなったのだろう。
エピローグだけ。また出す。
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ありがとうございます。
じゃあ・・・Dale
はどう?読み方と日本語で表すとデールだよ!