〘読み切り〙だいすき。

・二次創作

・桃×赤

・桃「」赤『』

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(赤side

『……むぅ』

まただ。また、ないくん、りうらをおいてまろと話してるじゃん。

りうらっていう彼女(?)がいるというのに!?!?

『…ねぇ、ないくーん…』

「ごめん、ちょっとまってて」

『……(怒)』

もう!りうらは怒った!!

ないくんなんて、知らない!

部屋にこもってやる…(?)

「でさ〜…」

「ｗｗｗ」

楽しそうに二人で笑い合っている姿を見るだけでも、猛烈に腹が立つ。

『ないくんなんて嫌いっ!!』

「!?…え、ちょ、りうら…!?」

＿＿バタンッ!!

『…っあ〜…』

やっちゃったよ。完全に。

もう嫌われたって。

『最悪だよぉ…』

自分で、やったことなのに。

どうして、こんなにも＿＿

『痛い＿＿』

心臓がじくじくする。

＿＿コンコン。

『!!』

「りうら…いる?」

『な、何…?』

あぁ、ほら。またこういうことしちゃって。

こんなだから。

「ごめん…一人にしちゃって…」

『＿＿っ!』

”ごめん”。

これだけで、こんなにも心が軽くなるなんて。

やっぱり、りうらって単純すぎる。

＿＿ガチャ…。

『その、…り、りうらも…ごめん…』

「!!…よかった…嫌われたかと…!!」

ぱっと顔を上げたないくん。

『ないくん…』

泣いてるじゃん…。

りうらのせいで…。それだけのために。

りうらは、ないくんの頬に手を添えて。

涙でぐちゃぐちゃになった顔をそっと撫でて言った。

『ないくん＿＿』

「…!!俺もだよ!!」

『＿＿だいすきだよ＿＿』

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死んだわ(