【小説】東方幻想色 第Ⅲ章 霧雨魔理沙の幻想色

20 2024/01/14 19:34

今日も私は魔法を勉強する。

これは、私の過去の話。

【東方幻想色 第Ⅲ章 霧雨魔理沙の幻想色】

気づいたら魔法が大好きになっていた。

毎日魔法の練習に励んでいた。

魔理沙「今日は…何の練習をしようかな」

いつもそんな毎日。

魔法の森で、独り。

ただ、思い出すのは過去のこと。

魔法の本を読んだ私。

その日から、魔法に興味を持つとともに、『霧雨魔梨沙』という人物にも憧れていた。

魔理沙「お父さん、わたし魔法の勉強がしたい!!」

お父さん「いや、魔理沙。お前は家業を継ぐんだ。だから、魔法なんて、やっちゃだめだ。」

魔理沙「私…こんなに魔法が好きなのに?」

お父さん「だめだ。」

いつしか兄弟にも、裏切り者と言われるようになった。

そんな、ある日のこと。

魔理沙「私、魔法が…」

お父さん「このバカ!!裏切り者!!!」

魔理沙「へ?」

お父さん「あんたなんかこの家にいる資格はない!!」

魔理沙「やめて!痛い!ごめんなさい…ごめんなさい…許して…家業を継ぐから…」

私は外に締め出された。

どれだけ扉を叩いても、ドアが開く気配はなかった。

魔理沙「ほんとに…私は…」

家族を裏切り、人には迷惑しかかけない。

魔理沙「うぅ…」

独り…泣いた。

………あの日のことを思い出すと、辛くて、泣いてしまう。

そんなとき、一人の少女が私の横を通った。

そして、私の横に座った。

???「どうしたの?そんなに泣いちゃって。話、聞こうか?」

魔理沙「うぅ…あなたは…誰?」

???「私は博麗霊夢。あなたこそ、誰なの?」

魔理沙「霊夢って言うんだ…な…私は…霧雨…魔理沙…」

霊夢「魔理沙。あなた、魔法でも使うのかしら

?」

霊夢は私の横に転がっていたミニ八卦炉を見ながら言った。

魔理沙「そう…だよ…」

霊夢「あぁ、ほら、泣かない!!」

そう言うと、霊夢は優しく私の涙を拭き取った。

霊夢「あなたには、魔法という力があるじゃないの。どうしてそんなに泣くの?」

私は霊夢に今までのことをすべて話した。

霊夢「…苦労してるのね。でもさ、こんなところで立ち止まってたら、きりがないわよ。」

魔理沙「………」

霊夢「その、霧雨魔梨沙って人に憧れるなら、その人みたいにならなくちゃ。この時間も、無駄だよ。魔理沙。あなたには、十分可能性があるし、努力しているんだから。いつしかその家族をギャフンと言わせるような覚悟でいなきゃ。」

魔理沙「……そうかも知れないな。霊夢の言うとうりなんだぜ!」

霊夢「ふふ。」

それから何年経っただろう。いつしか霊夢と一緒に異変解決をする仲になった。

私の名前は幻想郷中に渡り知れた。

家族も、きっと私のことを誇りに思っているはず。

???「こんなにすごい人になって…魔理沙。あなたは私の誇りです。あのときはごめんね…魔理沙…」

同じ空の下、私は今日も魔法に打ち込む。

魔法の森…いや、幻想郷は、

【普通の魔法使い霧雨魔理沙と素敵な楽園の巫女博麗霊夢色】に染まっている。

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タグ: 小説 東方幻想色 Ⅲ章霧雨魔理沙

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アニメとゲーム2024/01/14 19:34:54 [通報] [非表示] フォローする
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東方幻想色、更新しました。


>>1
みたよ〜おもしろいね~東方幻想色第三章

 霊夢・フラン・魔理沙ときたか東方幻想色第四もたのしみです。


>>2
ありがとう!

楽しみに待っててね!!


>>4
まってます。


>>5
お楽しみに✨


>>1
わ〜いおもしろいね


は〜い!


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