【小説】春と孤独を救う招き猫~エピソード5~

7 2022/12/29 18:25

新編スタートです!

~エピソード4はこちら!~→https://tohyotalk.com/question/450050

「いやーお手柄だったね小麦。」

「ふん。まあそれが私の仕事だからな。」

「次は誰?」

「あやつさ。行くぞ。」

あの子は帽子をかぶっているから小学生だ。結構大きいから小6くらいかな。

「ねえ、ちょっと待って。」

「えっ誰?」

高麗 泰 編

俺は小学6年生で近くのサッカーチームに所属している。

もうすぐ引退前最後の大会が迫っている。

それなのに、みんなやる気がない。

チームのグループラインも関係無いことばかり。

「おい。泰、既読スルーすんなよ。」

「はあ?してないし。昨日は練習あっただろ。」

「こんな弱いチームが勝てるわけないだろ。」

「そんなんだから、試合に勝てないんだよ!」

気づけば俺は走り出していた。

「ねえ、ちょっと待って。」

「えっ誰?」

知らない人だ。この制服は近くの中学のだ。

「俺、帰るから。」

「待って。君とちょっと話がしたいんだけど。」

はあ。何なんだよ。初対面なのにぐいぐいくる人だな。

「そこのベンチに座ろうよ。」

「名前なに?」

「高麗 泰。」

「ありがとう。こま君って言うんだね。」

めんどくさそうだけど、仕方ない。悪い人ではなさそうだし。

「ねえ、悩みとかない。」

「ない。もう帰っていい?」

「ほんとに?満足してないことがあるんじゃないの?」

「大丈夫。私が助けてあげる。」

「何言ってるの?」

俺のことがこの人に分かるわけない。

ハイテンションで何言ってんだろう。

最後までお読みいただきありがとうございました!次回もよろしくお願いします!

お知らせ:次回の更新は1/2以降になってしまう可能性が高いです。よろしくお願いします!

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その他2022/12/29 18:25:27 [通報] [非表示] フォローする
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早速リクエスト反映してるんですね!次回楽しみにしてます!


>>2
ありがとうございます!


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