【イースターバニー】意味が分かると怖い話

「Aちゃん明日はイースターだね」

と友達のBちゃんが教えてくれた。

「え？そうなの？忘れてたよぉ。」

「もう、Aちゃんったら、大事な行事なんだから覚えとかないと」

「ごめんごめん」

と私達は盛り上がって話していた。

すると後ろから、陰キャでみんなに嫌われいるCちゃんが

「イースター会行かない方がいいよ、、、、。私は行かないから」

と言って素通りして言った。

私達は少し腹がたつ感じで

「なんなの、盛り上がってたのに！」

Bちゃんも

「酷いよ！割り込みなんて！」

と文句を言っていた。

そう、前まではCちゃんは元気で人気者だった。

しかし、イースターの日当日に妹が亡くなって、

ずーっとあのままだ。

そのときは私達もとても悲しかったが、

みんなも話しかけてくれたり、

Cちゃんの妹のお墓参りにだって行ってあげたのに

「みんな！やめて！いいってそんなことしなくて！

　それよりイースターは絶対いっちゃだめ！

　特にイースターバニーと絶対あっちゃだめ！」

と反抗するのでみんなから嫌われるようになった。

イースター当日、

「Bちゃんおそいー」

「ごめんごめんAちゃん」

と二人で遊ぶ約束をしていたのだ。

その時イースター会のトイレの近くで

Cちゃんがいた。

（来ないっていってたのに、、、嘘つき）

と私はいろいろ思っていた

トイレに入る人を見かけては

「だめ！今すぐ帰って方がいいです！」

と、おかしなことを言うのだ。

そしてもっと、酷い言い方は

「だめ！イースターバニーに殺されるよ！」

と大声で言っていた。

私はBちゃんといっしょに

「あれはヤバいね」

と二人で相談していたのだ。

その時Cちゃんの大声で

イースターバニーが気づいたらしくて

Cちゃんに近づいてきた。

そして

「そんなことしないよ。だって僕は子供達が大好きなんだから」

と言って去って言った。

その時Cちゃんは怯えたようにして帰ってた。

私達は

「さっすが、イースターバニー！」

と、盛り上がっていた。

そしてイースターが終わって次の日

クラスのCちゃんの机には花がおいてあった。

先生は

「Cちゃん、昨日行方不明になって

　探し続けたらしいのだけれど

　発見されたんだけど

　Cちゃんの持っていた

　ヘアピンだけが血の水たまりのなかに浮いていたらしいの」

とかなしそうに言った

「え？、、、、、、、、」

私は

（これじゃあ、全くCちゃんの妹と同じ死に方してんじゃん）

と少し痛い気持ちになった。