オリジナル仮面ライダー 仮面ライダー武将kamenriderbusho 第壱章 紅の六連銭
ここは東京都・江戸区。東京23区の内、徳川時代の頃の本丸を含む江戸城の範囲を一つにまとめたこの区は、その何百年前のように商業が、街が、栄え始めた。合併したのは10年前だ。
その中央部、江戸城閣公園。
「で、この鼻がでかくて丸まってるのが織田信長。」
「へぇ。」
「んで、この大分薄ら髭で顔が丸まってるのが家康で・・・、」
「あ、東照宮の人!」
「そ、んで、この頬が赤くて目の輪郭が濃いのが、真田幸村信繁。それから・・・、」
うーん・・・。頼靖は考えた。
(この「安土桃山・江戸初期の武将の肖像画事典」はそこまで有名じゃない人の肖像画のほうが多い、あくまでファン雑誌だからなー・・・。あと他に、千羽さんが知ってそうな人物・・・。)
―そうか!
「この大鎧を着て馬に跨ってる細目の女性剣士が巴御前。」
(乗り切った・・・。)
等と話しているうちに話は進み、明日、さきたま古墳群で二人で集合ということになった。
―翌日。
さきたま古墳群についた二人は、辺りを歩きちらしていたが、頼靖は突如、妙なカセットのような物が男性の体に吸収されていく様子を見た。
「ウゥッ・・・」
そう軽く呻いたと思いきや、カセット化吸収された部分から飛び出た触手に包まれ、男は、和紙のような異形の怪人に変貌した。
「キャアァ―ッ!」
怯えている華澄を見た頼靖は、担いで逃げ出そうとするが、怪人が出す超音波のせいで土煙がもうもうと噴き上がり、動くことが出来なくなってしまった。
―クソ。せめて、千羽さんだけでも逃がさなきゃー。
そう思いたち、華澄を逃がそうとする頼靖だったが、二人まとめて、あるものが運転するバイクに乘せられて、退却した。
―その人物こそが‐、
「「織田先生!?」」
そう、彼らの元担任教師、織田忠雄だったのである。
「土岐。」
「はい!!」
「お前に、世界を守る覚悟はあるか?」
「etc・・・。」
織田は、持っていたトランクを開け、中に入っているドライバーとブショウカセットを二人に見せながら、”頼靖に”言った。
「この力を使って、世界を守れ!!」
頼靖は、遂に承知し、ベルトを装着した。
「はいッ!!」
bushoudriber
ブショウカセットをドライバーのスロットに差し込む。
thebestsoldier in japan,Scanning
エボルのように手を交差し、続いてベルトの片手レバーを引く。
「変身ッ!!」
-kamenrider bushou
form,in,yukimula.
辺りに、機械音が響く。
次章、お楽しみに。
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