記憶のない少女と… 第8話

3 2023/11/19 14:41

ラティオス:あなた方は彼女が何者か、知っているかい?

マサキ:どういう意味だ

ラティオス:彼女は世界最強ともいわれたスパイチーム、デッドウィングスに所属していた元最強スパイだよ

エリカ:ナナキがデッドウィングスの元スパイ

ステラ:知らなかった

ラティオス:まぁ、無理もないさ。彼女は記憶をなくしているんだから

ギルティア:その話が本当かは知らねぇけどよ。ナナキは俺たちの仲間だ!

ラティオス:シャーロットが仲間になった今、シャドーロストはヘブンチルドレンには勝てない

そして、シャドーロストvsヘブンチルドレンの戦いが始まった。最初はシャドーロストが優勢だったが、シャーロットの存在がヘブンチルドレンを優勢にする。戦いは、かなり長い時間にわたり続いた。両者次々に倒れていく。最後まで残ったのはマサキとシド、そしてシャーロット。ボロボロになりながらも戦いシドは倒れ、マサキも限界を迎えていた。

〜ナナキ…sideマサキ〜

マサキ:ナナキ、思い出してくれ!僕たちとの日々を!共に戦った時を…

しかし、その言葉はナナキには届かなかった。シャーロットの一撃をくらい、ついに僕も倒れてしまった。

マサキ:ナナ、キ…

最後の力を振り絞り顔を上げると、シャーロットの目から涙が流れていた。

シャーロット:ごめんね。マサキ、みんな…

シャーロットのその言葉を最後に僕の意識は途絶えた

〜記憶のない少女〜

私はマサキの頭を撫でながら

シャーロット:ごめんね。私、記憶が戻り始めたみたいなの。だから、言っておくね。私の本当の名前はメアっていうみたい。ナナキとして過ごした日々は本当に楽しかった

「どうか、元気でいてね」そう思いながらみんなの顔を見渡す

メア:実はね、ラティオスは昔のチームメンバーだったの。だから、今回はラティオスの側についたの。でも、もうラティオスの側ににはつきたくはないかな。次に会うときは、私を仲間と認めてくれる?そうだといいな。ナナキを、メアを覚えていてくれるといいな。まぁ、聞こえていないだろうけど…。ありがとう。またね…

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