【cuphead AU 小説】To you who will never return 第3話「旅立ち」
うわああああああああっ!!!
やっぱり夢、か。
少し安心した。 あんなのは俺の弟なんかじゃない。 忘れよう。
だが、mugmanがもうこの世にいないということは事実だ。
そして、もう一つ気になったのが、俺が生きているということだ。
あの時に死んだのかと思っていたのに、まだ生きていた。
が、左目が見えないし、なんなら右手もない、ぼろぼろの状態だった。
あと、さっきからノイズのような、砂嵐のような音が聞こえる。
空からか?いや、もっと近くに...
俺は一瞬嫌なことを考えてしまった。
「お…俺から音が聞こえてるのか?」
そんなはずない。いや...完全に俺から出ている。音が。
しかも、右足がないのではなくて、右足が「バグっている」んだ。
ああ、そうか。
その瞬間、俺は理解した。
俺は死んでいる。何らかの力が働いて、死ねなくなっているのだ。
これからどうすれば良いのだろうか。
まずここがどこかすらわからない。
木が鬱蒼と茂っていて、周りが木だらけだ。
とりあえず歩いて何かあるか調べてみることにした。
が、いつでもあいつの声が聞こえるんだ。
「お前は俺を置いて行ったんだ。」ってな。
…………
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トピックを投稿するいやめちゃくちゃよかったんだが続編楽しみにしてます!あと、今日やばい放送事故起きちゃったので(?)明日投稿します:)