空想小説「青鬼」 第3話 聞かれたくなかった質問

4 2023/01/15 20:58

氷河『…厨二病…ね…ま、絶対言われるだろうな、とは思ってたが。気にしちゃ負けだな。口論では勝てる気がしない。こういうのはスルー安定だな。ってか、これチャイム鳴ったら自分のとこにこねぇよな』

そんな事を氷河が考えていると、朝の会終了のチャイムが鳴った。そして、大勢の生徒が氷河の元にやってきた。

氷河『うわ、来た…どうなることやら…』

女子生徒A 「ねぇねぇ!君ってどこの中学から来たの?」

男子生徒C「どういうゲームが好き?」

女子生徒B「趣味は何なの?」

男子生徒D「特技とかあるのか?」

案の定、大量の質問が飛び交ってきた。あまりにもうるさかったので、氷河はたまらず、

氷河「ちょ、うるさいですって!せめて1人ずつ言ってくださいよ!」

男子生徒A「じゃあ、俺らからいいか?」

そう言うと、二人の男子生徒が質問をしてきた。

氷河「…あぁ、構いませ」

男子生徒B「お前って厨二病なのか?」

それを言った途端、場が静まり返った。

女子生徒C「ちょ、ちょっと!そんな事言ったらこの子傷つくじゃないの!」

それを指摘すると、

男子生徒A「はーい、シャラーップ!で、そこんとこどうなんだ?雪原氷河ちゃん??」

氷河『チッ、案の定聞いてきやがったか…』「少なくとも、厨二病ではありませんよ。眼帯を見てそう思ったのですか?」

男子生徒B「ま、そんなとこだな。ついでに、名前もだな。俗に言うキラキラネームってやつだし?」

氷河「名前に文句言わないでくださいよ。後、怪我でもしてなきゃ眼帯もつけませんよ。」

氷河は目を細めて言うと、男子生徒が、

男子生徒A「じゃあ、その眼帯外してくれよ。怪我してなきゃつけないんだろ?」

氷河「うっ…そ、それは…」

躊躇(ためら)う氷河を見た2人は、

男子生徒B「あれー?何で躊躇うんだよー?」

男子生徒A「外せばいいだけの話だろっ!」

男子生徒Aが眼帯に手を伸ばした瞬間、

氷河「や、やめてくださいっ!」

氷河は即座に男子生徒Aの手を弾く。

男子生徒A「んだよこいつ!さっさと剥がせっつってんだよ!!!」

強引に眼帯を外そうとした______その時だった。

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タグ: 空想小説「青鬼」 3話

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アニメとゲーム2023/01/15 20:58:51 [通報] [非表示] フォローする
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1: 雪原氷河 @overwrite 2023/01/15 20:59:28 通報 非表示

今回のサムネは白河ひろしと雪原氷河です!


感想を一言で言います男子生徒AとB性格悪いw


3: ぬーん @Nuun 2023/08/21 22:57:15 通報 非表示

くっっ。口角が空へ飛んでしまったじゃないかっっ。好きです。


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