空想小説「青鬼」 第12話 カードゲーム

1 2023/02/19 15:40

卓郎は部屋を見てすっかり興奮していた。

卓郎「すげぇよここ!ここ動画で撮って有名にしようぜ!」

たけし「宣伝か…いいね!」

美香「じゃあ早速始めましょ!」

氷河「いやいやいや待て待て待て、流石に許可取ってからにしよう?」

ひろし「それに、皆さん走り続けて疲労困憊でしょう。明日にしませんか?」

卓郎「んー…じゃ、そうするか。」

卓郎はうなずいて引き下がった。

美香「それならゆっくり休みましょ!」

氷河「…そうですね!」

たけし「ひろし、トランプしようぜ…!」

たけしは持ってきたトランプを持って誘ってきた。

ひろし「構いませんよ。」

美香「あー、私もやるー!」

卓郎「俺もやるぜ!」

氷河「私もやります!」

卓郎「じゃあ、ババ抜きな!」

氷河「私がカードキリますよ!」

氷河が慣れた手捌きでカードをキルと、皆にカードを配っていった。

氷河『よかった、私のとこにはないな…』

たけし『げっ、俺かよっ…!』

ひろし「では、順番はたけしから時計回りですね。」

五分後、卓郎、氷河、美香が上がり、残るはひろしとたけしの一騎打ちとなった。

氷河「どっちが勝つんですかね…?」

卓郎「たけしってこういうのめちゃくちゃ弱ぇからな…」

そんな事を話していたら、ひろしの「上がり。」という声が聞こえた。

たけし「負けたぁ〜…最早ポーカーフェイスじゃねぇか…」

ひろし「元々私はあまり表情を表に出しませんからね。」

美香「逆にたけしは表情に出過ぎるのよ!」

たけし「何も言えねぇ…」

卓郎「じゃあ、次はUNOやるか?」

卓郎がカードを入れている箱を持って言った。

氷河「カードゲームばっかですね…まいっか。やりましょうやりましょう!」

ひろし「では、今度は私がキリましょう。」

そう言うと、即座にカードをキリ、カードを七枚配った。

たけし「今回は勝ちてぇなぁ…」

四分後、ひろし、たけし、美香が上がり、今度は卓郎と氷河の一騎打ちになった。

氷河「うわ〜…これ不安だなぁ…」

卓郎「よし、氷のターンだぜ。UNO。」

氷河「あぁ、はい。って、卓郎さん後一枚!?私まだ2枚あるから負け確じゃないですか…まぁじゃあ、青の2で、UNO…」

卓郎「よし、終わりだな。」

そう言い、卓郎は最後のカードを出した。そのカードは…

氷河「…卓郎さん。」

卓郎「ん?何だ、氷。」

氷河「数字カード以外を最後に残しちゃ駄目ですよね…?」

氷河にそう言われ、改めてカードを見ると、出したカードは、青のSKIPだった。

氷河「チェックメイト、ですね。」

そう言い、氷河は青の7を出した。

卓郎「うわー、しくじった!!」

美香「まさかのどんでん返しだったわね〜!」

卓郎「悔しいからもう一戦やろうぜ!!」

そうして、宿の部屋で、UNO大会が行われていったのだった。

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タグ: 空想小説「青鬼」

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アニメとゲーム2023/02/19 15:40:39 [通報] [非表示] フォローする
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1: 雪原氷河 @overwrite 2023/02/19 15:43:00 通報 非表示

「トランプしようぜ…!」「UNOやるか?」

今回のサムネは黄河たけしと赤城卓郎です!


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