【小説】殺人最低ヴァンパイア第一話

2 2024/04/13 12:15

とある高校に通う高校1年の女子・血代。(ちよ)普段は低身長の陽キャとして生きているが、そんな彼女の正体は、ごく稀にしかいない謎の生命体のヴァンパイア。そんな血代は、今、欲しいものがある。それは… 「あっ!会長!」   咄嗟に血代が声を出した。血代の視線の先には、生徒会長の 神咲 深雪(かんざき みゆき)が、歩いている姿があった。深雪は血代が気に入っている人間の一人であり、そして、血代が狙っている血の持ち主である。そう、血代が欲しいものは深雪の血なのだ。何故深雪の血が良いのか聞けば、決まって答えるだろう。「他と違って美味しいから」と。次の瞬間、彼女の背後から誰かが迫ってきた。それは、同級生の イラス という女子高生だ。自分と同じ学年なのに、背は156㎝、可愛い、優しい、かっこいいを兼ね揃えていて、人気が高い。血代もそれなりに可愛いと、自分で思うが、やっぱりイラスの見た目には憧れる。次の瞬間、イラスはこう言った。   「血代、逃げて!例のストーカーがいるよ…」   次の瞬間、血代は顔を真っ青にして全力疾走し始めたが遅かった。「血代ちゃーーーーん!」 と謎の声が聞こえてくる。どんどんどんどん声が大きくなっていき、最終的には謎の男子が血代を追いかけている光景が目に映し出された。  「血代ちゃーーーーーーーーーん!僕の血吸って良いよーー!」   と例の男子が言った。それに対し血代は、「うるさいわね!あんたの血はマズイのよ!見た目でわかるわ!」  と言い放つが、一方その男子は「ツンデレってやつ?そんなぁ〜血代ちゃん照れるってw」 と言い、聞く耳がない。最終的には 「うるせえ野菜味!!」と言ってその男子を血代は蹴り飛ばした。その後,その日の授業で例の野菜味を見かけることは無くなった。血代は精一杯吸血鬼なのを黙っているつもりだが,もうみんなにバレているのでみんなは暖かい目で見守っている。気づけば生徒会長の深雪は教室に行っていた。血代も教室に行こうとしたが、「ちょっと良いかな」と誰かが呼んでいることに気づいた。そして血代が振り向くと、一人の男がいた。そしてこう言った。「君、血代ちゃんだっけ」     続く

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