【小説】東方力写郷 第四話「スキマの者が語る言」
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注意
この小説は東方projectの二次創作です
オリジナルのキャラクターがいますので苦手な方は注意してください
好評であれば続けるかもしれません
<あらすじ>
突然元いた世界から追放されてしまった少年与海 日央(ようみ ひなか)は、博麗神社の巫女である博麗霊夢に出会った直後敵対され、絶体絶命のピンチに陥るが、そこに八雲紫が現れ、間一髪で逃れる。その後、日央、霊夢、紫による話し合いが始まり…
「わかることは2つ。この人は、今さっきこの幻想郷に来たということ。そして、本当にどうやって来たかわからない一種のバグのような存在であること。この2つだわ。」
「俺は、日央だ」
「いや、今はどうでもいいでしょ…それよりも…」
霊夢は、日央の呼び方に注目した場違いな発言に対して指摘をすると、話を続けた。
「どっちも紫の能力と博麗大結界で分かることだから、妖怪の戯言とはいえ信用はできるわね。でも、こいつのあらゆることが不明なら、もっと元凶の可能性は、高まるんじゃないの?」
日央には、理解し難い言葉の数々により、日央はあまり声を発さなくなっていった。
「異変の元凶は、一般人だけでなく、人里に潜入した文まで襲撃していた…そんな力のある者なら、先のあなたの脅しに対して何もしないはずはない。それに、元凶の手下だとしても、こんな場所に放り出すのは、理解し難いわ。もしも、日央を消すためだとしても…」
その言葉の先は霊夢が言い放った。
「自らの手で消す可能性が高い…にしても、あの鴉天狗、それなりに強かった気がするんだけど…それを弾幕ごっこじゃなくて殺し合いで…逃げる暇も無く…」
話が続くにつれ、日央はどんどんと理解が及ばなくなっていった。
「一応、皆永琳のところで診てもらってて大丈夫ではあるそうだけど…」
話が進む中で、ついに日央が口を出した。
「なぁ…結界だとか、妖怪だとかって…ここは、一体何なんだよ…」
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