【小説】東方力写郷 第三話「正体不明のメッセージ」
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注意
この小説は東方projectの二次創作です
オリジナルのキャラクターがいますので苦手な方は注意してください
好評であれば続けるかもしれません
<あらすじ>
謎の者から力を与えられ、その代償に元いた世界から追放された与海 日央(ようみ ひなか)は、巫女である博麗霊夢から、その場所が博麗神社であると聞かされ、情報を得るため、日央は友好な関係を築こうとした。しかし、なぜか霊夢からは、敵対視され…
「最後の質問よ……あなたが…この異変の元凶ね…!!」
「へ!? 」
霊夢の突拍子のない発言を耳にした日央は、思わずこんな声を出してしまった。
「おいおい…俺は、今ここに来たばっかで何も知らないし、そもそも異変ってどういう意味なんだよ…」
日央は、霊夢のお祓い棒を突き出している手の手首を掴み、首元に当たらないよう、守りながら言った。
「なにを言っているの!ごまかしても無駄よ!」
霊夢は、怒りに満ちた声でそう言った。声だけでなく、霊夢の目だけでも十分怒りを感じ取ることができるほどであり、正気を失っているとも思えるほどであった。また、日央は灯籠と背中合わせになっているため、逃げることも出来なかった。
(やべぇ!このままじゃ…死ぬ!)
日央がそう思ったそのときだった!
???「霊夢…落ち着きなさい…」
突然霊夢の背後から落ち着いた女性の声が聞こえた。その声と共に、霊夢は、お祓い棒を突きつける手の力を抜き振り返らず、
「だって!こいつは、この異変の元凶なのよ!?」
霊夢は、焦ったように言った。
???「少なくともその人は、異変の元凶では、ないわよ…」
その女性は、自らを八雲紫と名乗り、霊夢と日央を連れて神社の縁側で話を始めた。
「すみませんね…うちの霊夢が…でも、霊夢は、人間の里の人が次々と襲われていて、それで少し気が立っているの…許してちょうだい…」
紫がそう言い、日央は、簡単な返事をしようと思ったが、それよりも先に、霊夢が口を開いた。
「それで…こいつは、何者なの?」
日央は、自分が話しても意味がないと思い、黙っておくことにした。霊夢の質問に対して紫は、少し考え、こう言った。
「わかることは2つ。この人は、今さっきこの幻想郷に来たということ。そして、本当にどうやって来たかわからない一種のバグのような存在であること。この2つだわ。」
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