【小説】あの子の窓は少しおかしい 第二話
………。紗奈の部屋。いや、異世界の部屋はおかしかった。
紗奈「よし、海に行こう」
零「…は?ごめん僕が外嫌いなのわか…」
紗奈「準備するよ」
こいつ、空気読めねえな。
よおし。準備をして外に出る。つっても僕は持ち物ないんだけどね。紗奈も全然持っていない。ただのサバイバルナイフだけ。
外に出て、海に一瞬でついた。
その海は紫色だった。
紗奈「今やろうとしているのはここからの脱出。あなたを脱出するために」
?僕は紗奈の言葉に引っ掛かりを覚えた。
「何かあったら記憶で考えて。パラレルワールドは現世に戻っても変なことが起こるかもしれない。その時は頭と心で考えて」
……。
零「で、ここで何をしようとしてる?」
紗奈「腕を握って」
零「え」
紗奈「いいから!」
僕が紗奈の左腕を掴んだ瞬間、海の中に入っていった。
(うわあああ、もう無理いいいいいい!)
息がもたない。。。あれ?息できるやん、
。。。。。。。。。。。。。。
は?ん?ええええええええええええええええええ!
紗奈が溶けていた。紗奈の左腕が、、
でも泣くほど悲しくなかった。なぜなら、僕の心に紗奈がいた。
(私の腕を持って逃げて)
僕は紗奈を信じて逃げた。すると、
パッッリイイイイイイイン!
パラレルワールドから逃れることができた。
紗奈の腕はない代わりにペンダントがあった。
僕の家に帰るとまた紗奈がいた。同じペンダントが。
そのペンダントには、
『彼女の手によって彼女は殺される』。。。
(今見えているのは私じゃない。違う。違う。私は紗奈。心と頭で偽物に勝つ!)
続く。
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