渡るもの藤原妹紅 解明はいつも仮定とヒラメキ
主は小説を書く才能がないし、頭もそんなよくないので、ほとんど駄作しか生み出しませんが、よろしく、今回で、影響受けた作品がわかるかも?
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今ここ
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妹紅は輝夜がいなくなってから永遠亭に泊まっていた、輝夜がいなくなってから、時間、周りの人、そして世界を大事にするようになった、こいしの日記の一部分を永琳が読んだその日の夜、いつも通り静まり返った竹藪で、自分なりに考えを深めていた
世界って、なんだろう
不意に思い立った、永琳の話を聞きとてつもないスケールを感じ取った妹紅にとって、ある意味必然の疑問だった
世界を包む宇宙でもまた世界と捉える事ができる、宇宙の誕生する前は無で包まれていたという、ではその無はどこから来たのだろうか、創造つまり誕生には破壊がつきもの、破壊された物は粉々になるイメージがある、とても一般的だ、でも、破壊されたものが無に置き換わったと考えるとどうだろう、そう考えると、無は創造にとって大事な成分であり、無があった所は創造があったことになる、無とは創造の過去であり、破壊の未来なのかも、知れない、永琳に聞いてみようとは自然に思わなくなっていた、好奇心は自分でしか満たす事ができない、宇宙の過去、無について考えたことでさらに新しい疑問が浮かんだ
宇宙の単位は円なのではないか
宇宙はどの図鑑で見ても、わかりやすくするだけだと思うがでも殆どが円で書かれている、原子も捉え方によっては円でできている、一次元も点、多角形で円を表す事が出来るから、多角形の方が小さい、そう思うかもしれない、だが、多角形の角の先は丸なのである、丸で丸を表すのは容易なように、多角形で、丸を表すのは容易である、さらに、一次元も、丸で表せ、二次元も丸で表せる、三次元も丸で表せる、直線も円として考えられる、ならばより高位の次元も、円で表せるのではないか、そう考えて、頭の中で思い浮かべたら、目の前に、黒い丸のような何かが現れた、そして思い出した、輝夜は難題を出して、解決すると何かしら報酬を与える、つまり、永琳が言った"連れ戻す"という発言、輝夜の性格からこれは藤原妹紅に与えられた、難題だと、認識した
お前、動けるか?
自分がそう問いかけると、その何かは上下に揺れた、意思の様なものがある事を確認した、妹紅は
名前はあるか、名前がないと可哀想だし、あと帰るべき場所はあるか?
その何かは、上下にまた動いた、つまり、名前も場所もないということだ、確認した時、永琳がこっちに来た
機械があなたの周りでここにあるはずがない、それを検知したのだけれど大丈夫?
大丈夫だよ、永琳、これは何なんだ
それは仮だけど、モナドと読んでいるわ
モナド?
外の世界の言葉で単位や一なるものという意味の言葉よ、モナドが何かについて説明するならば、えっと完結論は覚えてる?
覚えてる、えっと、世界があって、その上に思考があって、その上に世界観、その上に全て、その上が原型、その上が...
そのくらい覚えていたらいいわ、まぁその説明は簡潔かつ、噛み砕いて説明したから、ニュアンスの違いは少しあるけど、そのモナドは接着剤のようなものね
接着剤?
世界同士を繋いだり、世界同士を分けたり、思考を繋げたり、分けたり、世界観を繋げたり、隔たり、あと完結論は言っておくけどまだ完成してないからね、まだ、私でさえも、完成に辿り着けてないのよ、完成するために、とにかく高位を目指したり、世界を何度も移動するのが、モナドに認められる条件のうちの一つね、私がそれを見つけたのは確かこの世界の幻想郷での時間軸で考えて細かい時間を無視するなら、3167万年くらい前ね
な、なるほど
永琳という天才を再度認識した藤原妹紅であった