【小説】「半透明の冬と私」
冬の始まりのことだった。
街は白い雪に覆われ、冷たい風が頬を刺す。
クリスマスの灯りが点灯し、華やかなデコレーションが施されているが、私は一人。
カフェで温かいココアを飲んでいた。
外の喧騒とは裏腹に、心はどこか冷たく透明な氷のように凍りついている。
その時だった。
カフェのドアが開き、冷たい風と共に一人の女の子が入ってきたのだ。
彼女の容姿はいかにも美人という感じで、周りの目をぱっと惹く。
金髪で、サラサラのロングヘア。
まるで私の心を刺すような、そんな子。
「心の透明さは、時に自分を守るための鎧だ」
そう思っていた私も、今は心を色とりどりに輝かせている。
前までは、その鎧は私を孤独にしていた。
私は、周囲の人々と距離をとっていた。
何故なら、心の中に孤独があるからだ。
クリスマスが近づくある日、街の広場で開催されるクリスマスマーケットに誘われた。
友達は少ない方ではない。
でも、友達以外の人たちとは高い壁があった。
「あっ………。」
クリスマスマーケットの入り口には、先日見た美しい女の子が立っていた。
表情も氷山のように冷たく、辺りに雪が降っているからか、冬に合っている気がする。
「こんにちは、クリスマスマーケットにようこそ」
美しい女の子はにっこりとする。
どの笑顔も、どこか冷たい。
前にかけている名札を見ると、そこには『星夜 凛夢』という文字があった。
その文字の上には少し雪が積もっていて、思わず笑ってしまいそうになる。
「ぜひ中に入ってください」
クリスマスマーケットに入っていくと、そこにはたくさんのクリスマス用品があった。
飾りとしてクリスマスツリーが置いてあり、中には物を売っている店まである。
見るだけで、心が躍るような雰囲気だ。
物を売っている店の中に入ると、中ではジングルベルの曲が流れていた。
もうすぐクリスマスなんだな、という感じが込み上げてくる。
「ねえ、これ可愛くない?!クリスマスっぽい!」
友達が指差したところにあったのは、プレゼントの箱だった。
「これ、福袋になってるんだって!中にプレゼントがあるんだよ!」
「へえ…」
すごい仕組みだ。
「これ買っちゃおー!」
友達が、次々に欲しい物をカゴに入れていくのを見つめながら、私はある商品に目をつけていた。
それは、クマのぬいぐるみだ。
クリスマスの服を着ていて、帽子までかぶっている。
「かわいい!」
そう思って私は、すぐにそのぬいぐるみを手に取り、カゴの中に大事に入れた。
こうして、楽しいクリスマスマーケットで過ごす時間は過ぎていったのだった。
「楽しかった〜」
友達と、たくさんの紙袋を持ちながら家まで歩いていく。
友達は楽しそうな顔をしていて、どれくらい買い物をしたのかが一瞬でわかる。
「楽しむことは、心の中の透明さを色づける魔法だ」
改めて気がついた私。
「心を開くことが、真の自分を見つけられる一歩なのだ」
たくさんのことを学んだ私。
これからも、心を開いて人生を楽しみたい。
そう思うのであった。
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1番最初の文字が打ち忘れているのに今気がついたバカです()
1番最初の文字は「冬」です、ごめんなさいm(_ _)m