【小説】もし君に早く出会えてたなら。【最終話】
その日の夜のことだった_。
お母さんからある一通の手紙を受け取った。
その差出人は彼女からだった。
手紙には
「飛香。ごめんね。仲良くなれた9ヶ月間すごく楽しかったよ。飛香はさ最初病院に来た時は「新学期から散々すぎる。毎日つまらないし。」って言ってたじゃん?私は昔から外に出てた時よりも病院にいた時のが多くてさ飛鳥がそうやって言えることがすごく羨ましかったし、飛香の話はすごく魅力的だったよ。飛香が退院した後も来てくれたのすごく嬉しいよ。本当にありがとう。大好きだよ。そしてさようなら。」
と書いてあった。
私はその時初めて気づいたのだった。私は彼女にとって憧れのような外の世界のことをつまらないと言って彼女を否定してしまっていたこと、私たちは簡単に「死にたい」というけど彼女にとってはそんな簡単なことじゃないこと。そしてそれを今更恥じてももう謝れないことを。
気づいたら私は泣いていた。
新学期が始まり少し経った頃だった。一枚のプリントが配られた。「あなたの夢はなんですか」それしか書いてない白紙のプリント。
私は一体何になりたいんだろうか。きっと9ヶ月前だったらそう思っていたことだろう。けど、今は違う。私はプリントにささっと書き込んだ。
3月6日の日。
彼女の写真を持って卒業式に出た。
彼女が11月5日に言った「''幸せになってね。''」という言葉。
私は今幸せに見えてる?
私だけが知ってる彼女との思い出。彼女のお母さんが教えてくれた「未来が晴れるように。」という由来の名前。それはどれも鮮明なんだよ。
だから私はあなたがずっとなりたいと言っていた
「医師」
という職業に就けるように頑張るからね。見守っていてね。大好きだよ、晴美。 -完-
*最後の晴美という名前は物語中の「彼女」の名前です。
*この物語はフィクションです。
*この物語は病気などを含んでいます。
*この物語のモデルは私の友達で去年亡くなった女の子です。ですが性格など以外はほとんど変えてあります。
*私が小説を書き始めてこれが3作品目です。なので長かったり分かりにくいのは本当にごめんなさい。アドバイスなどがあったら言ってくれると嬉しいです!
*この物語はテスト期間前に書いてさっきコピペしたのでどっかおかしいところがあるかもです!
このトピックは、名前 @IDを設定してる人のみコメントできます → 設定する(かんたんです)