殺し屋の食事 ー甘味な食事ー

2 2026/03/04 14:44

コツコツコツコツ...レザーソールのローファーの音が廃ビルに鳴り響く。小さな少年、リアは真っ黒な服に身を包み、簪のような針を持ち、怯えて腰を抜かす相手に詰め寄る。

「どーも、スウィン・ドラーさん。貴方の命いただきます。」

リアは、ドラーの胸に簪を突き刺して、一度で息を立たせる。簪を抜くとそこにはドク...ドク...と弱々しく動く心臓が突き刺さっている。心臓を恍惚とした表情で眺め、一回だけキスを落とす。

「あぁ...なんて美しいんだ...それに美味しそう...早く帰って食べたいなぁ」

心臓をアタッシュケースに大切そうに仕舞うと、ケースを抱えビルの出口で待機していた黒い車に乗り込む。

「じゃあさっさと帰ろう。僕疲れちゃったよ」

「リア...アンタほんっとに容赦ないなぁ」

運転席に座った、キツネ目の男がリアに話しかける。男の名はメドラー。メドラーはバックミラーでリアを苦笑しながら見る。

「だって、獲物に手加減する必要あります?」

「いや、手加減なんて必要ないなぁ」

リアは退屈そうに答える。メドラーは一度ため息を付いてリアにタオルを差し出す。

「一瞬で終わらすんはええけど、その返り血をどないかしたってな」

「は~い」

タオルを受け取り、服や顔についた返り血を乱暴に拭う。メドラーはそこら辺で車を止めて、タオルを奪い取り丁寧に血を拭き取る。

「そんな乱暴にしたら服も顔も傷ついちゃうやろ!全く...」

「ごめんなさーい」

「ただいまー」

「おぉ!お帰り、リア!」

「ロベ、お帰り」

双子の、ジョーカー、クワイエットがリアに話しかける。リアは抱きついてくるジョーカーを慌てて支えながらため息を付く。

「ジョーカー、急に抱きついてくるの止めてよ...」

「へへーん!だって俺リアの匂い好きなんだぜー!」

「ジョー兄、止めて。ごめんね、ロベ」

クワイエットはジョーカーをたしなめながら、リアに謝る。リアは苦笑しながら柔らかい笑みを浮かべる。

「ま、まぁ良いけどさ...それより、クワイ今日のご飯なに?」

「今日はお魚だよ」

「俺肉が良いー!」

「ダメ。魚。もう決まった」

「ちぇー!」

「あ、はは...」

これは...双子の喧嘩が始まりそうな予感がする...リアは二人を必死に宥めながらアタッシュケースを指差す。

「僕そろそろご飯の時間に行ってくるね」

「おぉ!俺の分まで食ってこい!」

「そう言ったら食べづらいでしょ。行ってらっしゃい」

リアはケースを抱えて自室へ向かった。

ケースを机において、綺麗な白色の皿に心臓を移す。金色のフォークとナイフを並べる。心臓に手を合わせて祈りを捧げる。

「(...このような贅沢なものが食べれることに感謝を申し上げます...)」

リアは、フォークとナイフを手に取り、心臓を綺麗に切り分け口に入れる。ゆっくりと咀嚼を繰り返し、ごくっと飲み込む。口の端についた血をナプキンで拭い、また食べ始める。

「...(もぐ)...(もぐもぐ)...ご馳走様でした。」

口元を綺麗に拭い、フォークとナイフを皿に時計四時の方向に斜めに置いた。

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タグ: 殺し屋 食事ー甘味

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その他2026/03/04 14:44:53 [通報] [非表示] フォローする
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1: 小説家 @etieteli 2026/03/04 14:45:06通報 非表示

ちょっとグロいかも?


2: モブ王 @plotzuki15 2026/03/04 16:51:04通報 非表示

>>1
うんいいね


3: 小説家 @etieteli 2026/03/04 17:05:32通報 非表示

>>2
ありがとうございます!


4: モブ王 @plotzuki15 2026/03/04 17:07:34通報 非表示

>>3
グロいけどキャラがいい


5: 小説家 @etieteli 2026/03/04 18:11:17通報 非表示

>>4
そう言ってもらえて嬉しい...!


6: モブ王 @plotzuki15 2026/03/04 18:14:09通報 非表示

>>5
味があるね、


7: 小説家 @etieteli 2026/03/04 18:31:50通報 非表示

>>6
ありがとう...!


8: モブ王 @plotzuki15 2026/03/10 18:22:14通報 非表示

>>7
いんえいんえ


美味しそ(*´﹃`*)


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