幻想異邦伝、八雲たつ
とんでもないことになった、人里で暮らしている限りは絶対といっていいほどあり得ないこと。
「紫様がいらっしゃる」
「はい‥」
少年は正座をしていた、足が痺れた。
そうして現れたのは、幻想郷の創設者にして統治者である、八雲紫。
「紫様…」
金髪と日傘、見た目には人間のように見える。
「あら〜、若いわね〜!」
「ゆかり様!?」
八雲紫は、いわばおばちゃんのように、平太の前で振る舞った、
目の前にいるのは幻想郷の創設者、博麗の巫女を動かすことのできる人物。
「外のお菓子食べる?ガム」
「ありがとうございます‥」
「幻想郷を守るためにがんばったあなたに、ゆかりんからご褒美」
「ゆ…ゆかりん?」
「霊夢ちゃんに負けず劣らず、私の理想郷に尽くしてくれたんですものね」
「博麗の巫女だけでは、時に手が回らないこともあるから、貴方は存分に、何が欲しいかしら?どこかの土地でもあげようかしらね?」
少年には判断がつかなかった、何が欲しいと言われても‥
「あなたを正式に、妖怪の山を顔パスで通れるようにしましょう、好きでしょう?鴉天狗」
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