【底辺の100%】第二話「その目に映るは」
⚠️閲覧注意⚠️
創作キャラが出てきます。
小説でーす
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『流璃,飯』
ノックもされず,キキィ、と開けられたドア。奥にはあのお方が立っていた。喉がカラカラと乾き始める。気がつけばダンッとドアは閉められていた。床にはガラスの破片の混ざった白米だけが置いてあった。
早く喉の乾きを抑えたくて,そこらへんに転がっていた生温いストゼロを勢い良く胃へ流し込む。決して美味しいとは言えないその味に何故か幸福感でいっぱいになった。喉の乾きは治ったが空腹感はやはり満たせない。ガラスの混ざった白米からガラスの破片をちまちまと分けていく。ガラスの無くなった白米を口の中に放り込んだ。時々固くて味もない。でも食べられているだけ感謝をしなくては...
床に一塊のガラスの破片。吸い込まれるような美しさだった。見れば見るほど,中にドス黒い自分が映って見える。
汚い 失敗作 いらない子
頭を鈍器で殴られたりような感覚に陥り,吐き気に襲われた。急いで口をおさえたが、指の隙間から先ほど口に入れた白米とストゼロがドロドロになって溢れ出てきた。宝石みたいだったガラスが吐瀉物によって濁る。
「あぁ,また私で汚した.笑」
もう一度白米をストゼロで流し込んだ。今,私の目には一体何が映っているんだろう。きっと腐り切った未来なんでしょ?
また吐き気に襲われる。唾液を飲み込み,ボロボロの布団に潜り込んだ。
「寝てる間に死んでたらなぁ...」
そんな私の願いは闇に消えてしまった。
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次回も見てね
前回の作品です 【底辺の100%】第一話「私はきっと問題作」
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>>1
今日もコメントしてくれたの⁉︎ありがとう(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
期待に応えられるよう頑張ります‼︎
>>33
んは、泣くね。
pixivで書いてるやつは全く伸びないから嬉しい..
>>34
言葉の使い方勉強にしてぇほどうまいって!!まじで
表現がバンバンにされてる(?)