【小説】2話 キーホルダーには力があって
「そしたら先生でしたじゃないよー。担任の先生の名前と顔も覚えてないなんて,君,頭大丈夫?」先生の言い方に,私は少し腹が立った。
「先生こそ,住宅街で大きい声出して怒ったり,頭大丈夫ですか?私の心配をする前に,自分の心配したらどうですか?」そう言い,私はふと腕時計を見る。3時15分。
「あー!」私は家まで全速力で走っていった。「加藤。走るなー。」そう言い,饅頭も追いかけてくる。でも,私の足の速さには勝てない。
私がこんなに急いでる理由は,ケーキ屋,cinnamonに行くため。だって,今日はcinnamonの月に一度の新作商品発売日&全品半額の日だから!私はそれを毎月楽しみにしている。
ガチャッ。私は急いで玄関に荷物を置いて,ショルダーバッグをとる。今は9月。9月の新作何かな〜わたしはそのことで頭がいっぱいだった。「売れ切れてませんように。売り切れてませんように。」そう願いながら,走る。やっと店に着くことができた。ショーケースや机には,まだケーキや焼き菓子が残っている。
新作は,南瓜と薩摩芋が層になったプリンと,栗のショートケーキ。焼き菓子は,カップケーキと月の形のマドレーヌ。「美味しそう〜」心の声が出てしまった。それぐらい本当に美味しそう。私は新作を全品買って,店を出た。ふと後ろを見ると,なんと,饅頭がいたのだ。
「えー!先生なんでここにいるんですか。もしかして,追いかけてきたんですかー!今はケーキを持っているのでやめてください。やめてください。」すると先生は笑って,「ここで僕の友達が働いててね,新作を買いに来たんだ。もう追いかけないから安心しなさい。」こんな饅頭に安心しなさいって言われてもねー、、あれ,私はあることに気づいてしまった。私が商品を買ったところで,商品は売り切れになったはず。ということは、、饅頭は買えない!「先生。もう売り切れましたよ。じゃあまた〜」私は笑ってその場を立ち去った。ドアの前では,饅頭が悲しそうに,下を向いていた。
続く
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こんにちは!映凪です!2話にはまだ能力要素が出てきていないのですが,3話,4話になれば,出てくる予定です!この,【キーホルダーには力があって】も,もう一つの小説の方も,続き書くのを頑張りますどちらも,感想いただけると嬉しいです!
>>1
台詞の所は改行したら?少し見にくいです、、、(꜆꜄꜆˙꒳˙)꜆꜄꜆ スコスコスコスコスコスコ
2話もめちゃくちゃ面白い!
能力系が出てくるのがすっごい楽しみです♪