【小説】東方幻想色 第Ⅴ章 十六夜咲夜の幻想色

20 2024/01/20 08:54

私はお嬢様がいなければ、辛い人生を送っていたかもしれない。

過去には戻れない。

これは…十六夜咲夜の過去の話である。

【東方幻想色第Ⅴ章 十六夜咲夜の幻想色】

私は幻想入りする前、とても嫌われていた。

〚時を操る能力〛

私は決して悪い能力ではないと思っていた。

でも、何か良いことをすると、いちゃもんをつけられていた。

例えば、テスト。

いい点数を取ると、必ず時を操ってカンニングしたんだ!っていちゃもんをつけられる。

そんな自分が嫌になった。

私は悪い人なのか?

私はいけないものなのか?

それを思う前までは、あんなに幸せだったのに…

咲夜「みてみて!お母さん、洗濯物、畳んでいたよ!」

お母さん「わあ、綺麗に畳めてる。あなたの力はとても役に立つわ。ありがとう、咲夜。」

咲夜「えへへ!」

……過去には戻れない。

誰もが私を忌み嫌う。

どこに行くにもひと目につく。

どうして?私は何も悪くないのに?

何で?どうして?

もういっそ…

私が悪いんだ。

全ては私から。私が…私が…

誰か、助けてよ。

???「お前は助けを求めたな。」

咲夜「誰?」

???「私は紅い吸血鬼、レミリア・スカーレットだ。」

咲夜「…え?どういうこと?まさか…」

レミリア「食べはしない。お前を助けてやろうと思う。」

咲夜「どうやって?」

レミリア「私の館に来て、メイドになるんだ。お前なら、立派なメイドになれるだろう。」

咲夜「……私は役に立てるのですか?」

レミリア「ああ、そうだ。お前…そうだ、十六夜咲夜。」

咲夜「?」

レミリア「今日からお前の名は、十六夜咲夜だ。そして、紅魔館のメイド兼、私の専属メイドにしよう。」

咲夜「本当ですか?レミリア…さん?」

レミリア「レミリアさんではなく、お嬢様と呼ぶように。」

私は役に立てる…それなら…

咲夜「わかりました、お嬢様!今日から宜しくお願い致します!」

それから何年経っただろうか。

ずっとお嬢様の側にいる。

いつしか紅魔館のメイド長になった。

レミリア「なぁに、ボーッとしてるのかしら?」

咲夜「いえ、過去のことを…思い出していただけです。」

レミリア「そう…」

私は今の自分に大満足。

いい名前も、家も、家族も…

全てお嬢様のお陰だ。

この紅魔館は…

【私の家族の優しい色と十六夜咲夜の思い出の色】に染まっている。

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タグ: 小説 東方幻想色 Ⅴ章十六夜咲夜

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アニメとゲーム2024/01/20 08:54:50 [通報] [非表示] フォローする
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時を操る程度の能力が嫌われる原因とは悲しい事が...


>>2
そうなんですよ…


4: 十六夜 @gfgvgfyvglvo 2024/01/20 14:41:42 通報 非表示

お前...十六夜咲夜

が感動した..

レミリア

>>4
わぁ…ありがとうございます!


6: 十六夜 @gfgvgfyvglvo 2024/01/20 21:03:06 通報 非表示

>>5
次もがんばってください私は明日チルノの絵を描いたので投稿しますね!!


>>6
おお!楽しみにしてます!

頑張ります!


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