小説 第三話 〘お城の支配人〙
零「着いた…」
叶「星が見えやすくて綺麗…」
精「そんな事言ってる場合じゃないだろう?」
零「そうだね。」
叶「ひ、広い…」
???「どうしてここに貴方達が居るの?精、」
精「久しぶりだな、雛」
雛「このお城の支配人、雛です。
精、前は一緒に星を見たのに今になってはお誘いが無くて困っているわ。」
精「すまんすまん。聞きたいことがあるんだ。雛は知っているのか?」
雛「うん。星が奪われるんでしょ?」
精「流石だな。」
雛「当たり前でしょう。毎日、星を数えているのですから。」
精「そうだったな。星を奪う奴は何処にいるんだ?」
雛「あらまぁ、お口が悪い事。」
精「あ、ついつい」
雛「私の予測なんだけれど星川 霧君かしら」
零「それって…」
雛「どうかしたの?」
零「霧は私の妹…」
雛「まだ予測だから、この先に居る香羽に聞けばどうかしら?」
零「香羽って?」
雛「星のことを予測出来る私の友達。」
叶「私達は悪い人を倒そうと思うんだけど…」
雛「やめたほうが良いわよ。
星だけを救って悪者の正気を取り戻す方法があると思うの。探してちょうだい。」
叶「情報はありがとうございます。でもどうやって正気を取り戻すのでしょうか?」
雛「私はその事を知らないの。だから星の正人に聞いてちょうだい」
叶「分かりました。」
零「出口が見つからないよぉ。」
雛「そこを曲がってすぐに出口があるわ。またなにか困ったら来てちょうだい。」
零「ありがとうございます。ではまた今度!」
こうしてお城の支配人、雛の話を聞いて新たなる道を開きだしたのだった。
次回 〈星の救出〉第四話 「香羽のお話」
小説 第二話〘はじめましての少年〙https://tohyotalk.com/question/310529
いいねを贈ろう
いいね
6
コメントしよう!
トピックも作成してみてください!
トピックを投稿する