【プロセカ小説】付き合いたての一歌と志歩
タイトルにもありますが、一歌と志歩が付き合ってます。
苦手な方はブラウザバック!!
キャラ崩壊注意です
ファミレスにて。
志歩「よし、食べよっか」
一歌「そうだね」
私と志歩は、お昼ご飯を食べ始めた。
咲希は司さんと買い物に行くみたいだし、穂波も用事があるからって、2人とも来れなかったので、今日は志歩と2人きりになった。
...志歩とは、この前付き合い始めた。
告白は志歩からだった。びっくりしたけど、嬉しかったな。
私も志歩のことは意識してはいたけど、志歩はもっと前から、もっと強く、私のことを想ってくれていたらしい。
焼きそばパンで喜ぶところとか、グリーンピースが食べられないところとか...。最初は呆れてたけど、どんどん可愛く見えてきて...って言ってたっけ。
...付き合いはじめて分かったことがある。
志歩「...このラーメン、美味しそう」
志歩、そっちだって可愛いよ?
志歩「いただきます」
手を合わせてる。可愛い。
ズルズルズル...
麺を啜ってる。可愛い。
志歩「うん、美味しい」
うん、可愛い。
もう志歩の、仕草も、姿も、何から何まで可愛く見えるようになっていた。
志歩「...一歌、ずっと眺められてると、さすがに照れる」
一歌「あっ、ごめん!」
いつの間にか頬杖をついて眺めちゃってた。
志歩「ほんとにもう...。そんなに恋人に見られてたら、大好きなラーメンの味も霞んじゃうでしょ」
一歌「なにそれ。可愛い」
志歩「さっきまで心で思ってそうだったけど、ついに声に出したね」
ー・ー・ー
一歌「ふう...堪能した」
志歩「結局、一歌、一切食べずにずっと見てたじゃん」
一歌「食べるより、今しか出来ないことを優先しなきゃ」
志歩「一歌も食べないと、お腹空くよ?」
一歌「そうだね」
焼きそばパン、食べなきゃ。
...ん?
一歌「志歩、それ...」
志歩「さっきまで、一歌がしてたことだけど」
待って。
待って待って待って待って待って。
頬杖+上目遣い。待って。可愛い。いや、尊い。尊さ限界突破。
志歩が私の頬杖、どう思ってたのかは分からないけど、少なくともこれを食べてる間ずっとされてるっていうのは...正直、つらい。
味が霞む...こういうことだったんだ...。
目の前の焼きそばパンに、集中!
下を向く。食べる。前を見る。志歩がいる。ウッ。
一歌「志歩、降参...」
志歩「あれ、もう?...全く、一歌はパンでしょ?ラーメンを食べきることができた私を褒めて欲しいな」
一歌「ほんと。偉い偉い」
志歩「っ!頭を撫でてとは言ってない...」
一歌「嫌?」
志歩「嫌なわけないじゃん」
ふふ。ワシャワシャ...
志歩「嬉しいけど、焼きそばパン食べきらないと」
一歌「そうだね。でも、どうしたら...」
志歩「私が顔を隠してるから。ほら」
一歌「やめて。それも可愛いから」
志歩「...」
一歌「...早く食べてってこと?」
志歩が頷く。
はあ...。
一歌「頑張るから、後で私の頭も撫でてくれる?」
隠してる指の隙間から、志歩が少し微笑むのが見えた。