東方幻想小説 東方魔零譚 スターフェスティバル編第一話「儚き出会い」
小説書くのって初めてなんですけど、いつか漫画として描いてみたいと思っている東方の物語を書きたいと思います!まあ失踪するかもしれませんしそんないい作品じゃないと思います。でも2次創作だと思ってみのがしてください。
第一話「儚き出会い」
※この物語は全て東方Projectの二次創作作品です。
夏の終わり頃8月21日
???「ふぁ〜よく寝たぜー」
そんなことを言いながら木々と鳥と川のせせらぎの3つの音でしか演奏されない綺麗な自然の音楽を聴きながら19歳ほどだと思われるごく普通な日本人という雰囲気の男は朝食の準備をする。男は朝食の準備に慣れているようでこんなことを心の中で話した。
???(俺は義慧終地(ぎけいしゅうじ)!親が最近事故で死んでから森の中の少し大きめの家で暮らしている大学生だ!なぜ心の中でこんなことを言っているかだって?そりゃあ暇だからだ。話を続けるぞぉ。親が死んだ時の事はショックで覚えて無いらしいが死んだ後に親父が護身用にと遺産として妖刀と言われている家宝を預かった。持っている意味はないと思うが無いよりはマシだと思って外出する時はいつも持っている。)
終地がそんなことを心の中で言っている間にサラダの野菜が足りないことに気づいた。
終地「買いに行くかあ」
そういうとすぐに着替えて少し多めに金を持った。
終地「やべっ刀かたなー」
忘れそうになりながらも刀を持ち外へ出て行く。
外に出て2分ほどで森の中でまるで天使と悪魔が半分に合わさっているような仮面をつけた商人のような人物を発見する。
仮面の商人「そこの方ーー!ちょっと待ってくださいよー!」
終地「なんだ?」
仮面の商人「あのですねー!今ならなんと選ばれた方が特定の場所にこれをはめると異世界に行けるという石があるんですよー!」
そういうと仮面の商人はとても四角い不思議な模様が描かれた石を取り出した。
終地「はいはい買いません」
仮面の商人「そう言わずに〜。今なら300円ですよ!」
それは終地の持っている金で野菜の分を合わせても買える値段だった。
終地「じゃあ買いますよ。買います。」
仮面の商人を追い返すためにも終地は買うことにした。
その後は特に何もなく朝食を食べ終え友人の木本哲也と連絡をしあった。それが終わると共に石のことを思い出しポケットに入れていた石を取り出ししばらく眺めていた。
終地「うーん庭でなんかあったような…」
そして大きめの庭に移動し周りを眺めると予想通りちょうどはまりそうなくぼみがあった。
面白半分ですぐに石をはめた。
終地「…‥…」
沈黙が続く。
終地「‥‥‥‥‥‥うあああああー〜!!!!!」
その瞬間終地は吸い込まれていった。
そのちょっと前
夏の終わりごろの博麗神社は1人の巫女が部屋の中にいたくらいだった。
その巫女とは
楽園の素敵な巫女 博麗霊夢
であった。
???「お邪魔してるぜ!」
霊夢「わかっていたわよ。最初から……魔理沙。」
魔理沙「わかってたなら神社の正面にこいよー」
霊夢「最近寒くなってきてるでしょ。それのせいよ。」
魔理沙「そんな寒そうな格好してるの誰かさんはいいとして……今日は後3人連れてきたんだよーー!
霊夢「それもわかってたけれど、誰なの?」
魔理沙「んじゃー出てきていいぞーー!」
そうすると妖夢・フラン・咲夜の順で出てきた。
霊夢「え?咲夜はまだいいとして妖夢も100歩譲って仕事を休んでいいって言われたならわかるけれど…なんでフランまで来てるのよ!?
咲夜「妹様がたまには外に出たいと言っているから仕方なく。レミリアお嬢様もいいと言っていたからですよ。」
霊夢「なんか自分のせいにされないように言い訳してない?」
咲夜「2時ほどになれば戻って来ますのでお願いしますよ♪」
フラン「じゃーまた戻って来てね!」
霊夢「あっ」
霊夢「まーいーわ。で、妖夢はどうして?」
妖夢「幽々子様に少しは休息をと言われきました。」
霊夢「休息でここに来たのね。」
妖夢「何人もいた方が良いじゃ無いですか。」
霊夢「まあそうだけど…」
魔理沙「そーだこんなのを買ったんだよ霊夢!!」
霊夢「何よそれ?変なマジックアイテムでも買ったの?」
魔理沙「マジックアイテムなんだがな…」
妖夢「香霖堂に行ったんですか?」
魔理沙「それが違ってな!…変な商人?から買ったんだよ!マジックアイテムと聞いたら欲しくてな!」
霊夢「いい加減その癖直した方がいいと思うわよ。」
魔理沙はそんなことも気にせずすぐに四角い石のようなものを2つ、袋から取り出した。
霊夢「2つも買ったのね…。」
妖夢「ということは…」
フラン「1つはここでもう一つは今決めるってことだな!」妖夢「1つはここでもう一つは今決めるってことですね!」
霊夢「もうつっこむ気も無くなるくらいおかしいわね。」
霊夢「で、マジックアイテムって言ってたけどどういう魔法なの?」
魔理沙「それがな、博麗神社の裏に行くと分かるって言われて、そしたらすぐにそいつがどっか行っちゃってな。」
妖夢「怪しくないですか?」
フラン「怪しくても行ってみない?その時はその時で考えましょ!」
霊夢「確かにそうね!とりあえずいってみよう!」
そう言って魔理沙がマジックアイテムを1つだけ持って妖夢はフランのためにも日傘を差しながら4人で神社の裏へ向かった。裏へ着くと石がちょうどはまるようなくぼみがある石を見つけた。
霊夢「はめてみる?」
魔理沙「そうしよーぜ!」
魔理沙はそう言うとすぐにはめた。
全員「‥‥‥」
沈黙が続く。
全員「‥‥‥‥‥‥うあああああー〜!!!!!」
その声と共に4人は吸い込まれていった…
???「れ…む……ろ!…いむ!」
誰かの声がぼんやり聞こえる。
霊夢「ハッ!魔理沙か。どうしたの?」
魔理沙「起きろ!じゃないと死ぬぞ!」
いつも勘の良かった霊夢はこの時も勘で本当だと思い、すぐに魔理沙と共に逃げた。
そしてある程度遠くに行き魔理沙は走るのをやめ霊夢もそれに合わせて走るのをやめた。
霊夢「で、なんで逃げなきゃいけないのよ。」
魔理沙「すぐに奴が来るから短く説明する!」
魔理沙「この世界では能力が使えない。戻る手段はわからない。見たところここは小さめの島だった。で、さっきまで化け物がこっちを襲おうとしてたんだ。」
霊夢「色々言いたいことはあるけど……フランと妖夢はどうしたのよ。」
魔理沙「……霊夢が1番強いからってな…霊夢を守ったんだよ……」
霊夢「じゃあなんでいないのよ。」
魔理沙「……すぐに助けに行かないと…」
霊夢「皆まで言うな!すぐ助けに行くわよ!」
魔理沙「でも‥」
霊夢「理由なんていらないわ!助けに行く、ただそれだけでいいわ!」
霊夢はそう言い来た道を戻っていった。魔理沙も迷わずついていった。魔理沙には迷いがあったものの助けたかったのかもしれない。
戻る時は来た時の半分もかからず化け物のところに着いた。
その見た目は元は鹿だったとわかるが全く違った。足は真っ二つに分かれその間からは触手が出ていた。目の周りにも触手が生えており角のところには触手が生えていた。
霊夢「気持ち悪いわね。」
そんなことを魔理沙に対して言う霊夢。
魔理沙「そうだな……!」
そう言った魔理沙のすぐ横で触手が地面に刺さっていた。地面の削れ具合からしてとてつもない速度で触手は刺さったのだろう。
攻撃に反応し2人は後ろに下がる。
霊夢「少し作戦を立てるわ。魔理沙はミニ八卦炉は持ってる?」
魔理沙「あぁ、これがない生活は考えられないからな。」
霊夢「それなら、私が触手とかの攻撃を全部引き寄せる!魔理沙はミニ八卦炉の火力で攻撃して!それで隙が出来たら私も攻撃に協力をして押しきるわ!」
魔理沙「あ、あぁ分かった!」
魔理沙は少し迷いながらもそう答えた。
霊夢「行くわよ!」
霊夢がそう言うと霊夢と魔理沙は作戦通りの動きをした。
霊夢は数えきれないほどの触手を弾幕ごっこの経験をもとに避けていた。
霊夢「今よ!」
霊夢がそういうと魔理沙は
魔理沙「恋符プロトスパーク!」
と叫んだ。それと共に炎に巻かれたようなビームが鹿の化け物に向かって放たれた。
それから5秒ほど経ち大量の煙が消えると共に吹っ飛ばされ気絶している魔理沙と無傷の鹿の化け物がいた。
それを呆然と見つめていた霊夢は吹っ飛ばそうと近づいてくる触手に気が付かなかった。
霊夢「う、うぅ」
霊夢は数秒気絶しており頭からは血が流れていた。そして目の前には触手があった。刺そうと触手は一瞬で近づいてくるが霊夢は動けなかった。
スパンッ!
何かを斬る音がした目の前を見ると浮いた太刀のようなものと20歳くらいの少年がいた。
霊夢は少しの可能性を信じ
霊夢「お願い。仲間が近くに3人いる。助けて。」
と言った。
少年「分かってるよ。ぜってーに助けるから信じろ。」
タイトルの意味
今回のタイトルの「儚き出会い」ですがこの儚いと言う言葉には頼りにならないと言う意味もあるそうです。霊夢のこの少年に対しての考えはどうなのか。
終わりに
初めての小説でしたがどうでしたか?上出来であればとても嬉しいです!もし好評だったら、これからも続けたり漫画化したいです!漫画化してくださる方いないかな(他力本願プレイヤー)
作って分かったんですけど何故か画像は絶対表示されるみたいですね。もしOFにする方法があったら教えてくださると嬉しいです。(他力本願プレイヤー)