小説 恐怖乱譚 第一話「照夜」
この画像ってチベットスナギツネなんですが、全く関係ありません(笑)
私の気分で即終了になるかもしれないんでよろしくでーす!
グロ要素有(気をつけてー)
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???「よっこらっせっと!」
グサッ
少年は異形の生物に小刀を刺していた。サバイバルナイフのような戦闘向きでは無いシンプルな刃物だ。そして刺されていた異形の生物は大きなうめき声を出した後すぐに消えていた。
周りはなにも無い野原だったが、異形の生物と共にそれは剥がれるように消えていき、古いビルの屋上へと変わった。
キイィッ
少年のうしろにあったドアがちょうつがいを鳴らせながら開いた。
???「誰だい?怖妖(ふよう)を殺したのは…」
ドアをから声が聞こえ、その後姿は見えた。
25歳ほどだろうか。スーツを着ていて、刀を腰に付けている男だった。
その男からはだいたい17歳ぐらいのシンプルなパーカーとシンプルなジーンズを着た少年が見えていた。
その少年はこう答えた。
少年「金稼ぎのためにバケモン殺してるだけのただの少年っす。てかこいつら怖妖って言うんすか。。」
男「どちらかと言えば名前を聞いているんだが…」
男は冷静な声で言った。まるで今の雨が止んだあとの快晴のような、少しの冷静さで。
少年「あー、名前っすか。雨神照夜(あまがみてるや)って言うっす。」
男「雨神照夜君か…私は柳原紫蘭(やなぎはらしらん)だ。好きに呼んでもらって構わない。」
照夜「へー、紫蘭って…意外と女性っぽい名前なんすね(笑)」
紫蘭「それを言わないでくれ…コンプレックスなんだ…」
照夜「へいへい、わかったっす。で、なんのようっすか?」
紫蘭「君を怖力乱用の罪で…今すぐここで処刑する!」
照夜「へ?ドユコトっすか?」