【小説】一両の戦車と5人の兵士
創作です。表現って難しい
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戦時中、地上の脅威と言えば戦車であった。そして彼らもまた一両の戦車を動かす無名の兵士であった。
一両の戦車はただひたすらに進む。エンジンの音が響いてくる。その時、敵の兵士と交戦した。もちろん敵戦車もいた。敵の野戦砲も戦車や兵士に向かって撃ち始める。そんな中一両の敵戦車の方がこちらに向いた。敵と対峙したその瞬間、車長の声が響く。
「撃て!」
「了解!」
合図と共に一発発射される。敵戦車の履帯にあたり、敵戦車は動かなくなる。それでも敵戦車も射撃をし、自分の乗る戦車の後ろにいた軽戦車が被弾し、爆発した。背後からは叫び声の混じった戦車のエンジン音が聞こえた。そして弾丸は装填され、また車長が合図をだす。そして弾は発射され、敵戦車は爆散した。砲は吹き飛び、車内は弾の誘爆で花火の様に燃えていた。そしてまた動き始める。その時、身をかがめて対戦車兵器を撃ち込んでくる兵士が複数人いた。敵も甘くなかった。対戦車兵器は一発被弾し、爆発音が響く。だが戦車は止めず、敵兵は逃げ切れず踏み潰された。人がアリを踏み潰すように、戦車で敵兵を踏み潰した。だが敵の方に突撃していけば奥に入るなり強くなっていく。敵の重戦車が幾度となく現れた。もちろん味方戦車は一斉に敵と対峙する。ただ重戦車相手では軽戦車や中戦車などびくともしない。更に野戦砲も撃ち込まれる。味方の軽戦車はどんどんと破壊され、中戦車も減っていった。だが俺達の戦車は重戦車であった。野戦砲は中戦車に任せて、重戦車を破壊していく。一両の敵戦車が砲口を自分の戦車に向けた。戦いが始まった。一発射撃し、すぐさま機銃を撃つ。敵戦車は燃えて大破した。上手く倒せたのだ。だが、喜んでいる間もなかった。敵の重戦車の弾が当たり、履帯が破損した。足回りが効かなくなり動かなくなると、ただの的であった。敵の重戦車2両と対峙し、野戦砲も見えた。砲弾は前と左右から撃ち込まれ、爆発音が大きく響く。その時、弾薬が誘爆した。敵の弾は貫通していた。装填手、砲手が吹き飛んだ。車長は重傷であったが、炎に包まれた。俺の隣にいた機銃手は炎に包まれ、もがき苦しみながら拳銃で自らを撃ち死亡した。俺も炎に包まれた。その時、エンジンが引火して大爆発を起こした。俺も吹き飛んだ。最後の景色は炎と青い空であった
感想よろしくね。
完結型さ☆