【小説】エルレイドの聖なる剣
〜騎士道の館〜
ガンピ「そこまで!」
リント「ふぅ…」
エルレイド「エル…」
ガンピ「エルレイド………………貴殿は何故悩み続けるのだ?」
エルレイド「…」
リント「聖なる剣を習得したが、自分があの技を使えてよかったのか…?そう思っているようです」
ガンピ「ふむ………………ギルガルド、エルレイド殿と話してくれないか?我はリント殿と話がしたい。」
ギルガルド「ギル」
〜ガンピとリント〜
ガンピ「エルレイドが聖なる剣とは普通はありえないのだが…他国のエルレイドは聖なる剣を使える」
リント「他国…」
ガンピ「リント殿のエルレイドは他国のポケモンか?」
リント「パルデア地方という所に親戚がいるんです。その人は、ガンピさんと同じく四天王で、度々シンオウ地方に遊びに来てくれたんです。8年前、僕の誕生日にプレゼントとしてラルトスのタマゴをもらったんです。」
ガンピ「それがリント殿とエルレイドの出会いか…先程、我と同じく四天王だと言ったが…?」
リント「はい、その人はポケモンリーグの面接官を担当者で、口調はコガネ弁、男性とよく間違えられますが、その人は女性。最後にお会いしたのは8年前の僕の誕生日。」
ガンピ「あのお方だな…」
リント「パルデア地方のエルレイドは、聖なる剣を覚えますか?」
ガンピ「いかにも、ほとんどがパルデア地方のエルレイドが聖なる剣を使える」
リント「あの人は僕の為に…」
〜ギルガルドとエルレイド〜
ギルガルド「悩む必要ない」
エルレイド「ですが…」
ギルガルド「何故そこまでこだわる?」
エルレイド「聖なる剣は強力な技。本来その技は、コバルオン、テラキオン、ビリジオンが所持する技…」
ギルガルド「我も使える。汝の主人のダイケンキも使えるだろう…」
エルレイド「あの方は特別と言いますか…」
ギルガルド「普通だ…とはいえ、タマゴ技ではあるがな」
エルレイド「…」
ギルガルド「汝よ、まさかコバルオン達の技を真似ている自分が愚かだと思ってるのか?」
エルレイド「はい…」
ギルガルド「その必要はない」
エルレイド「しかし…」
ギルガルド「良いか?一生余計な思いを続けたら騎士にはなれん」
エルレイド「…」
ギルガルド「エルレイドよ…汝はさらなる力を秘めていると信じてる。悩まず動け」
エルレイド「…承知いたします」
???「吹っ切れたみたいだね」
エルレイド「エル!!」
リント「エルレイドの聖なる剣について話したけど、ほとんどがパルデア地方のエルレイドが所持していることがわかった。つまり君はパルデア地方のエルレイドって訳だ。今度暇があったら、パルデア地方に行ってあの人に会いに行かないとね。」
エルレイド「エル!」
リント「Nさんはシオンタウンで何してるんだろう?」
〜夜のシオンタウンの学校〜
キュウコン「お前の仲間を呼んだ方が良いのでは‥?」
N「…そうするしかないね」
完