【小説】からし餃子の。第二話「なんで。」
〜あれやりたい〜
「ボウリングやってみたい…!」
何気にやったことなかったんだよね、
「お、お母さん、私、ボウリングやりた…」
「気持ち悪いね!話しかけんじゃないよ!」
「あっ……はい……」
「わかったんならさっさとどっか行きな!」
そうだった、こいつ、人間として終わってるんだった。
「さぁ、明日に向けて準備しなきゃ〜♪お母さん張り切っちゃうわよ!」
明日は家族全員で夢の国へ行くらしい。
もちろん私抜きで。
私にはお兄ちゃんと弟がいるんだけどそいつらも終わってる。
ん…?明日居ないってことは……
私はこっそり母親の財布から1万円札を抜いた
翌日
「じゃ、行ってくるから!あんたは大人しく待ってなさい!!多分帰るのは3日後くらいかしら?飯は雑草でも食ったら?」
「それいいねwwじゃ、ばいばい姉ちゃん!」
「行ってらっしゃい」
…
…
…
やった!!やっといなくなってくれた!
ボウリング行こーっと!!
っと…
「そのまえにご飯どうしよ……」
お小遣いは…4300円か……
「とりまボウリング行こーっと!!!」
ガチャ
「いってきます」
ボウリング場はすぐそこなの。
てくてく…
空ってなんで青いんだろ…
鳥ってなんでいるんだろう…
私は…
なんで生きてるんだろう…
そんな事考えてたらボウリング場についた。
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