【小説】星の花が降る頃に 後日談3.5話
「きれい」
言葉にならない言葉で戸部くんは言った。
暗い中パラパラと落ちてくる銀木犀はまるで雪のようだ。
「受験が終わったら、またここで会いたいな」
気づけば声が出ていた。
独り言か、戸部くんに向けてか。私でもわからない。
でも、戸部くんは顔を赤くして、少しうなずいたように見えた。
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