アニメ『ゆびさきと恋々』はおもしろい?つまらない?
作画が綺麗だし好きな声の声優が出てるしで楽しめたよ。
ただ、逸臣のキャラ立てやり過ぎじゃね?
と思ってたら番組終了後に入った少女漫画のCMが、恋愛未経験の奥手JKが校内覇権イケメンと懇意になるという内容で笑っちまった。
少女漫画読まないから分からないけど完璧王子様と恋するって常道なのね。
ほぼ全話視聴
漫画は知らん
端的に、先輩はおとこのこ
第1話は丁寧なつくり
雪のモノローグ、心象風景の吐露、背景画など、文芸的には悪くなかった
ただ、ここで散々書かれたように、初対面の女に頭ポンは非常識で気持ち悪い
嫌な予感はしたが、丁寧なプラトニックものを期待
が、3話あたりでこの作品の地金が露呈
結局やりたいのはイチャコラか…と辟易
序盤も多少気になってはいたが、中盤以降、崩し絵によるコメディ演出が激増
挙句、笑わせる必要も無いシーンでさえ無意味な崩し絵のオンパレードとなり、単に制作側が楽をしたいだけなんだと、プロ意識の低さを痛感
スポット的に、申し訳程度に、細やかな心理や言葉の往還をメイン2人にさせるだけで、その余韻を大事にする事なく、すぐにだらしない画のおちゃらけに切り替え、緊張感を台無しにする演出を繰り返す
叙情性を丁寧に綴る気なんて毛頭無かったんだなと、初回の演出が詐欺に思えた
確かに、雑なキャラ画連発の「半分じよーだんですからw」演出で逃げれば、クオリティに対する視聴者側の厳しい目への牽制、言い訳になって制作側には好都合
「いやいや、そんなマジにならないでくださいよ、アニメっすからw」という、この業界にこびり付いている容赦を乞う甘えの姿勢、卑屈で惰弱な有りようがとにかく腹立たしくて、そんな事ばっかやってんならやめちまえよ、としか思えなかった
こんなもんがジャパンクールだなんて、よく業界挙げて喧伝できるよな、と
こんなもん、海外のまともな家系の連中からしたら鼻で笑われる、メイドインジャパンの恥晒しそのものじゃねえか、と
大衆演芸的なアニメの限界点なのは、大人の事情なのは、ビジネスなのは、嫌というほど解っているが、それでも毎度毎度の体たらくをかまされ続けるとそうも言いたくなる
髪はピンクでポンチ絵コミックリリーフ大量投入で、ぼっちざろっくに引き摺られ過ぎ
機微の丁寧な表現をすぐに雑画コメディで茶化すのは先輩はおとこのこの悪弊の踏襲
聾設定を、困難を乗り越えるほどの愛という逸臣度量インフレ演出に使う安直さ
これも先輩はおとこのこのLGBTQ利用に等しい、一波乱ある話として盛り上げたいだけの、原作者の適当つまみ食い設定の軽薄さそのもの
あっちは力技で無理矢理盛り上げに上げて劇場版までやるんだから、よくそんな嘘くさいインフレ展開出来るもんだと、ある意味感心したが
逸臣のキャラはクスリやってそうな反社のありよう
親友の美容師の実験台という設定のグレーヘアはまだいいとして、わざわざ目につく指にタトゥー入れてさりげなく威嚇の弱い犬感
桜志に対する態度も結局何処か小馬鹿にしたチョイオラ系の強引さで籠絡する、真摯さの見えないヤクザ的振舞い
「俺、海外見て周ってんで度量広いんすけど、何か?」的なイキリマウント感をほのかに醸す幼児性
そんな人食った態度とる人間がステキなオトナって…
原作者のDQN嗜好が痛々しい
そんないかにも学生らしい恥ずかしい有りようにズッキュンされる雪も大概だが、最終話で、海外にばっかり行ってる理由を説明した逸臣からのLINEを見ながら「逸臣さんはブレることなく、もう自分の道を歩いているんだ、凄いな」的な台詞をしみじみ言わせていたが、流石に苦笑しかなかった
遊び半分のバックパッカー繰り返してるだけでしょ
「海外の文化、歴史、言語を学び、その知識が盾になるんだと、子供たちに伝えたい」とのことだが、猿岩石みたいな事ばっかやってて、どうやってそれを職に繋げてくの?
外務省、文科省、商社、NGOと、選択肢は色々あろうが、幼児期に価値無しと尚早に判断した座学もこなさなければ、そんな道実現できないよ
俺はオマエらとは違う感出したいだけの、承認欲求充足の方便である海外放浪の繰り返しばかりじゃ、誰も採用してくれない
そのうち雪もまともに人を見る目を持つようになって、すぐに見限られるのがオチ
大学戻って、ゼミに入ってるならちゃんと顔出して、専門に繋げる勉強するのが正解かと思うが
それに、平気で身近な人間を嘲って傷付ける「核心突いちゃってすいません、ストレート表現の海外育ちなもんで」と、幼い選民意識に戯れる、学生相手にしか通じない「日本以外かぶれ」で愉悦に浸ってないで、自国の文化をまともに理解するのが先決かと
異国人はネイティブから彼らの文化がどうなのかを聞いて知りたがるんだから
お里が知れる原作者の理想像がこのKPOPアイドルもどきなんだから、何をか言わんやなんだが
担当声優は聞いた事無かったが、こないだ結婚した種崎敦美の旦那との事
ピンク髪アーニャ繋がりのノリ採用?
バックパッカーらしいし、そこそこ英語喋れるみたいだし
ただ、取り立てる程の演技は無かった
そもそも、こんなキャラ設定じゃ誰が演じても下手に聞こえるとは思うが
シンデレラコンプレックス充足の春本に堕さないで、桜志といずみをもっとフィーチャーして各キャストの想いのベクトルの錯綜を見せて欲しかったのが本音
いずみはおそらく桜志に気持ちが向いてるんだろうし
逸臣アゲが露骨な桜志デバフ連発の手抜き演出ばかりでなく、2人の確執をまともに描くべき
雪も、確かに頼んだわけでも無いが、これだけ献身的に困った時に助けてくれる桜志の気持ちくらい、いくらなんでも気付いてんだろ、と
「いや、ワタシ頼んで無いから」でイキリ反社ゴロニャンじゃ流石に馬鹿女すぎる
逸臣の半可通といい、雪の子宮脳チョロインといい、破れ鍋に綴じ蓋のバカップルにしか映らない
桜志もこんな鈍感女忘れて違う世界に進んだ方が得策
終盤最後に手にした手話通訳士の本なんか置き戻して、違う専門書を選んで欲しかった
心は、てっきりゲイで逸臣を想っていたのかと、初出の演出で勘違いさせられたが、個人的にはそっちの方が展開が面白くなりそう
エマはそれを知らないで心が好きで、でもなんで応えてくれないんだろうと待ってる立ち位置で
りんは五月蝿いだけ、魅力無し
とりあえず逸臣の全方位ハーレムでない方が品良く話が進むと思う
諸星すみれは、重宝される強い個性は声には無いけれど、揺れる気持ちを声に乗せたりと、やっぱり上手い
シリアス演技も、メガトン級ムサシで見せた悪ノリ演技も出来て芸達者だなと思う
大塚剛央も高橋ミナミもそつなく悪く無かった
畠中祐はダミ声過ぎで今回はミスキャスト
東山奈央は相変わらずシリアス演技ができない
若い頃の方がまともに出来てたのに何で?
ファンが求めるアニメ声を監督や音響監督に求められてんのか?
結局駄作だったからどうでもいいが、シビアに技術を求められる作品なら使われない演技かと思う
橋本由香利の劇伴はおざなりに纏めない趣をさりげなく保っていて悪くなかった
続きは漫画で、好事家同士でワチャワチャ楽しんでくれればそれが一番かと思う

