【小説】東方幻想色 第Ⅰ章博麗霊夢の幻想色

14 2024/01/10 21:09

何も変わらない、普段の毎日。

人里の賑わい。

異変も最近は起きないし、比較的平和な日々。

そんな中で、私の存在って何だろうと思うようになってきた。

【第Ⅰ章博麗の巫女 博麗霊夢の幻想色】

私は幻想郷になくてはならない存在。

…だと思う。

平和なのはいいことだけど、私には仕事がなくて、少し困る。

霊夢「はぁ、そろそろ異変でも起きてくれないかしら。私は妖怪退治が専門なのに、仕事がまったくないじゃない!!」

と魔理沙に愚痴ってしまった。

魔理沙「平和なのは、いいことじゃないか。お陰で魔法の研究に打ち込めるんだぜ!」

魔理沙は陽気だけど、私はそうはならない。

博麗の巫女は、妖怪退治が基本。

もちろん、異変以外のときも、暴れてる妖怪を退治はするけれど…

妖怪が、やけに静かだ。

だから、仕事がない。

今日も、境内の掃除。

おかげさまでピカピカだ。

みんなは他に打ち込むことがある。

魔理沙やアリスは魔法、咲夜はメイドだし、遊び相手もいないし、もー、つまらない!!

………私って、何だっけ?

博麗の巫女?こんな境内の掃除だけで、ほんとに博麗の巫女って言えるの?ほんとは、妖怪退治するのが博麗の巫女でしょう?

こんな私でいいの?

自分で答えは見つからない。わからない。

この先、私は求められるの?

???「大丈夫。」

誰かにそう、言われた気がする。

靈夢「仕事がないのは苦痛かもしれないけど、この平和な幻想郷を作ったのは、紛れもない、博麗霊夢、貴方でしょう?」

霊夢「!!!」

その時私は気づいた。

そうだ、そうなんだ、私が積み上げてきたんだ。

この平和な幻想郷。

みんなが笑って過ごせる幻想郷。

そうだ、私が創ったんだ。

大事なことを、忘れてた。

この幻想郷は、私の積み上げてきた功績で、平和なんだ。

そっか…

その日から私は、自分に自信が持てるようになった。

妖怪が静かなのも、私が根っこから潰しまくったから。

異変が起きないのも、妖怪が私にびびってるから、かな?

そして何よりうれしいのが、「前より、笑顔が増えたな!」って、言われるようになった。

最近、思い詰めていた思いがすべて散った気がする。

魔理沙「霊夢〜、新しい魔法の試し打ち、してもいいか?」

霊夢「だめに決まってんでしょうが!!」

咲夜「ふふふ、相変わらず仲がよろしいようですね、お嬢様。」

レミリア「あら、私達も負けてないと思うけど?」

今、この幻想郷は、『博麗霊夢色』に染まっている。

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タグ: 小説 東方幻想色 Ⅰ章博麗霊夢

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アニメとゲーム2024/01/10 21:09:02 [通報] [非表示] フォローする
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面白いですね!!

これからも頑張って下さい!


>>2
ありがとうございます!

がんばります!


東方幻想色ってこういう意味だったか〜

 博麗霊夢は博麗霊夢色という意味ですか?


>>4
そうですね、東方幻想色は人によってどんな色か、イメージが変わるんですよね!


>>5
その発想すごいですね私は小説とかは書けないしな〜


>>6
そうですか?

ありがとうございます✨


>>8
そんなによんでくれてるんですか?!

ありがとうございます!


>>9
はい!面白いので!


>>10
ありがとう!


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