【小説】東方幻想色 第Ⅵ章 洩矢諏訪子の幻想色

24 2024/01/21 21:28

私が…守矢神社の祭神じゃなくなるの?

どうして…

【東方幻想色 第Ⅵ章 洩矢諏訪子の幻想色】

これは、昔神奈子とどちらが守矢神社の祭神にふさわしいかを争った…まあ、諏訪大戦と呼ばれるものの時のこと。

私は昔から守矢神社の祭神だ。

でも、私を信仰してくれる人が少なくなってきた。

それよりも…

どこからか現れてきて、真の祭神は私だ!と言わんばかりの表情でのさばる神がいる。それが、

『八坂神奈子』

である。

いつしか巫女の早苗でさえ、そちらを優先するようになった。

こんなんじゃなぁ。

私は縄文時代からここにいるんだよ?

そんな、ねえ…

神奈子は嫌いではない。

優しく接してくれるし、何しろ、私をリスペクトしてくれる。

ある日、早苗が言った。

早苗「神様が二人も祭神って、おかしくないですか?」

諏訪子「そう…かな…」

でも、確かにそうかもしれない。なら…

私達で、決めるしかない。

弾幕を広げ、私達は戦った。

でも…

私は案の定負けた。

敗者…私は…真の祭神とは…なれなかった…

信仰も薄れてく。

私の存在が危ぶまれたとき、神奈子が言った。

神奈子「諏訪子、聞いてくれ。」

諏訪子「?」

神奈子「…諏訪子の存在が危ういのは知っているな。」

諏訪子「………」

神奈子「だから、私達は幻想郷に移り住むことを決めた。」

幻想郷?

〚幻想となったものが集まる場所〛

諏訪子「でも…神奈子…神奈子を信仰してくれている方々は…」

神奈子「それは心配ない。私は幻想郷の外に出れるからな。」

博麗大結界は、神様はいつでも通り抜けられる。

諏訪子「…神奈子……私のこと、考えてくれていたの?」

最近、早苗とよく一緒にいたのも、そのせい?

神奈子「あぁ、そうだ。諏訪子は私達の大切な家族だからな。」

そう聞いた瞬間、涙が出た。

てっきり、嫌われていると思っていたから。

邪魔だと思われていると思っていたから。

諏訪子「…うぅ、神奈子…神奈子…」

神奈子「今まで、諏訪子のことを、邪魔だと思ったり、嫌ったりしたことは一度もない。最近は…この話で早苗とばっかいて、ごめんね。諏訪子…」

それからわたしたちは幻想郷に渡り、そして早苗、神奈子とより一層、仲良くなった。

…家族だから、仲良くなったもないか。

私達の守矢神社は

【二人の神様と、神の血を引く巫女の色】

に染まっている。

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タグ: 小説 東方幻想色 Ⅵ章 矢諏訪子

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アニメとゲーム2024/01/21 21:28:40 [通報] [非表示] フォローする
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リクエストのあった守矢神社編!


2: 十六夜 @gfgvgfyvglvo 2024/01/21 21:40:24 通報 非表示

すごく感動しました!

 物語がどうなるのか最後まで分からないのがいい!

 最後は一緒に幻想郷へと行くとは思はなかった!


>>2
ありがとうございます!

またいい作品作れるよう、がんばります(⁠・⁠∀⁠・⁠)


4: 十六夜 @gfgvgfyvglvo 2024/01/21 21:53:01 通報 非表示

>>3
頑張って下さい応援してます。

 (・x・)


>>4
はい!がんばります(*^_^*)


6: 十六夜 @gfgvgfyvglvo 2024/01/26 21:21:24 通報 非表示

>>5
頑張れ!

    (>V<)


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