【小説】花言葉は、貴方に狂気を与える。3話

あてんしょん

ちょいホラー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

キャラ紹介

☆ヘル(♂)

あるサーカスの

超人気マジシャン。

☆観客A(♀)

本来はモブだけど、今回はヒロイン。

ヘルに片思いしてる。

☆モブ

使い回し((

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ヘル　　さぁ、次は皆さん、お待ちかね!

　　　　このサーカステントに来ていただいた方に

　　　　僕のマジックのお手伝いをしてもらいます!

黄色い歓声がたくさん聞こえてくる。

モブ　　キャーー

モブ　　ヘル様〜♡

観客A　 ヘルくんかっこいい!!

ヘル　　さぁて、今宵僕の助手を務めてくれる方は…?

スポットライトが動き…

観客Aの頭上でスポットライトが止まり、

観客Aが照らし出される。

観客A　 えぁ…!

ヘル　　今日の助手はそちらのお客様です!!!

大きなブーイングが起こる。

観客Aは舞台の方へと進み出た。

ヘル　　今日は、此方のお客様が｢消えてしまう｣

　　　　マジックをいたします。

そう言いながらヘルは観客Aを黒い箱の中に入れた

観客A　 ヘル君とこんな至近距離で…!

ヘル　　それでは、3…2…1…

そんな声が箱の中にいる観客Aには聞こえた

ヘル　　0!

観客A　 (どんな仕掛けがあるんだろ…)

ヘルが｢0｣と言った瞬間、観客Aは箱の中に仕掛けてあった

落とし穴に落ち…

ヘルが箱を開けた。

ヘル　　なんということでしょう!!箱の中に入っていた

　　　　お客様が消えてしまいました!

また黄色い歓声が上がった。

ヘル　　(さて、あの客は、っと…そうだ。

　　　　ファンサービスもしなきゃいけないんだ)

数時間後──

観客A　 ここどこ?怖いよ…

ヘル　　いたいた!お客様ぁ!

　　　　｢最期｣にマジックを一つしましょう。

　　　　貴方が目をつぶっている間に、僕が3つ数えて、

　　　　この部屋にある何かが消えるマジックです。

観客A　 わかりました!

　　　　(憧れのヘルくんのマジックを間近で…!)

ヘル　　それでは…3 …2…1!0!

ヘルが隠し持っていた大きな鎌を振り下ろした。

観客Aはこの世から消えた。

ヘル　　なんと!消えたのはお客様でした!

　　　　楽しんでいただけましたでしょうか?

　　　　それでは、また次の公演で!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ヘルのモチーフになった｢マンチニール｣の花言葉は…?

｢虚偽｣