【小説】第1話 「空の下で」
5年前。あの日の出来事は、5年前の今日に繋がるって言うことは、私は知らなかった。
ふあああ…
私は夏の日差しを避けるようにあくびをして、また寝た。
そしてパタパタとスリッパの音がして、ガチャ。と音がした。
「早く起きなさい」という、聞き慣れた声がした。
「分かってるよ。けどもうちょい眠らせてよ〜…昨日は疲れてたから、、」そういう、いつもの私の言葉を口にした後、ごろんと母に背を向け、また寝た。
「ったく。朝ご飯の時間までには起きてなさい」と、呆れた声で言われた。
その瞬間。
「うわっ!」急に目が暗んだ。視界がかすれて、私はベッドから落ちた。…つまり気を失ったのだ。
『「また今度遊ぼうね」そういった友人に私は、こくりとうなずいて、無言で笑った。手を振ったのが、最後の会話だなんて、思っていなかった。
けど、その翌日に、友人は行方不明となった。私は泣きたい涙を、ぐっと抑えた。ずっと下を見て。足には涙がこぼれていて。
両親は、「いつか戻ってくるよ」と慰めてくれたが、私は無言でずっと泣いていた。』
…と思うと、目が覚めたら私は病院にいた。
「へ?」私はあたりを見渡すと。母が居た。
「大丈夫なの?気を失ってたのよ?」と言っていた。
今のはー…夢?それとも気を失っているとき聞こえた、空耳か?けど空耳って失っている時に聞こえるの?そういう疑問が頭をよぎった。
友人が行方不明になった時の、全く同じの事だった。
「はあ?」私は意味が分からなかった。なぜ今になって5年前の事が?と。
家に着いて、私は熱中症らしい。と母が言っていた。その日は疑問に思った一日を過ごしていった。
〜第2話に続く〜
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