ドジっ子誘拐犯と冷静な被害者 7
七日目。
レナは一週間記念日と言って豪華な料理を持ってきた。宿で出てきそうな和食のフルコース。
「...まぁまぁだな」
「(夢中で食べてる...)」
ハンバーグは少し硬く、なんだか変な匂いがした。好きな味だが嫌いだ。
八日目。
レナが黒くパンパンな袋を持って外に出ていくのが見えた。
「手伝うか?てかなんだそれ」
「大丈夫です...ただのゴミ...ですから...!」
ズリズリと引きずりながら外へ持っていった。ゴミ、か。あいつはゴミを殆ど出さないのになぜあんなにパンパンなのだろうか。
九日目。
レナは大量の本を持ってきた。読むと思ってるのだろうか。
「...(ペラ...ペラ)」
「(ペラ...ペラ...)」
俺は夏目漱石を読んだ。意外と面白いんだなって思った。でも俺は漫画のほうが好きだし、ゲームの方が好き。
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