オリジナル小説〜第4話〜
『ようこそ。私の世界へ・・・』
『もし現実に帰りたいのならば、全員で協力し迷宮塔を全制覇することだ。』
たったこの二つの言葉だけで、高校1年生朱嵜 彩芭(しゅざき いろは)は恐怖のどん底にまで落ちていってしまった。
「・・・」
恐怖で声が出ない、足も震えが止まらない。
恐怖の中、一生懸命に頭の中で今から何をするか考える。
頭の中がパニックになってしまい、その場に座り込んでしまった。
「彩芭だよな?」
急に本名で呼ばれた。
何故だ?何故私の名前を知っている?そうだ、私は学校の友人達と一緒にこのゲームを買ったのだ。
もちろん友人達は私のアバターの見た目と名前のイロハを知っていて、いつか一緒にダンジョンに行こうと言っていたのだ。
「・・・・・」
友人の『シン』が居るのが嬉しすぎて声も出ない。
「おーい。大丈夫か?ラグってんか?」
「ちゃんと聞こえてるよ‼︎」
涙が出そうになる。
「俺達もいるぜ!」
「シュウ!ユウタ!ナツキ!」
こんな世界に一人ぼっちでないことがわかり心身ともに安心する。
「よし、それじゃ全員揃ったしレベ上げしにフィールド出るか!」とシュウ
「えー。いきなりぃ〜?」とナツキ
「まあ、クリアするためにはレベ上げ必要だろ?」とシン
「そうゆうことだナツキ、行くぞ!」とユウタ
そんな四人の他愛のない会話を聞きながら
フィールドの出入り口である北の大門を目指す。
ここから私の第二の人生,,,セカンド・ライフが始まる。
(続く)
〈後書き〉
今回も読んでいただきありがとうございました!
今回は朱嵜 彩芭視点の小説です。
いやー、やっと朱嵜 彩芭出せましたよ!!
どうやって登場させようか迷ってたんですよね^^
今後どうなるか楽しみにしていてください!
オリジナル小説〜プロローグ〜
https://tohyotalk.com/question/190653
オリジナル小説〜第1話〜
https://tohyotalk.com/question/191217
オリジナル小説〜第2話〜
https://tohyotalk.com/question/191404
オリジナル小説〜第3話〜 VRゲームが現実に変わった時
https://tohyotalk.com/question/191762
まだ読んでない人はこれを読んだ方がわかりやすくなります٩( 'ω' )و