[オリジナル小説] っぽくて、そうです。#1
〜第1話〜 寂しいんだよ
「ふぅ…。」
一月。もうすぐ私の誕生日。今年は『誕生日おめでとう。』って言ってくれる人は家族以外ではいないだろう。多分。
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この前、少しボーっと見ていただけで先生に「ちょっと谷上さん冷たい視線がっ(笑)」と軽〜く言われてしまった。
表情に気を抜いていたためか、少し怖く見えたのだろう。真顔だったんだけどな…てかそこまで非情じゃないんですけど…!
そんなところだ。だから頼ってもらえないのかもしれない。怖い顔だから?いいや私は、頼ってもらえるような自信は備わっていない。なにより私は責任感に欠けているのだ。そのため私は『頼って欲しい』とは言いつつも、結局自分に自信が無いためにリーダーなどにはなれないと思っている。
私は大きいことはしたくない。ただ誰かの役に立てればと思ってこんなことを言っているだけ。リーダーなんかになりたくはない。そもそも向いてなどいない。それでも「そんなこと無いよ。」と誰か言ってくれればいいんだけどな…
そんな願ってもないことを言ってくれる人などいない。それに今自分が変わっても、そんなキャラじゃないって思われるだけ。
私は人と話すのは苦手だし、好きではないけどクラスのみんなとは話したいの…!誰か私に話しかけてくれっ、お願いっっ!
#っぽくてそうです
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