小説 ミートピア(19)
~大魔王のところへ~
まいんは大賢者の言う、仲間がいる場所へ行くことになりました。
「ほ、本当に見つけたの!?大賢者様っ!?」
まいんは興奮して大賢者に聞きます。
「はい。もうすぐ着きますよ」
「久しぶりに会えるー!元気にしてるかなぁー!いっぱい話そうー!!」
まいんは嬉しそうですが、大賢者のテンは少しがっかりした(^_-)-☆をしていました。
「ここです。このほら穴の中に仲間がいるのです」
しばらくして、仲間のいるところにつきました。
まいんはほら穴の中に入りました。すると、あるとと、クタと、ロンの後ろ姿が見えます。
「あれ、3人だけだな。でもよかった!3人ともー!無事でよかっ・・ってえ!?」
まいんの顔が真っ青になりました。
「え・・か、顔がなくなってる・・?」
まいんの言う通り、3人とも顔がなくなっています。大賢者のテンが悲しい顔をしていたのは、このせいだったのです。
「そ、そんなぁ・・」
まいんは泣きました。大賢者はまいんを慰めるように言いました。
「はい・・。でも、きっと3人の顔は近くにあるはずです!!あきらめないでください!!」
まいんはあきらめかけていましたが、仲間との思い出を思い出しました。
「そうだね!あきらなくてよかった!うち、頑張ってみんなを助ける・・!」
大賢者は笑顔でうなずきます。
「私もお手伝いします。はじめて会ったときよりだいぶ成長していますよ!」
まいんと、大賢者は近くにある宿屋で休み翌日、仲間を助ける旅へ出かけました。
「そういえば、テン」
「はい。なんでしょう?」
「いつから大賢者とか呼ばれるようになったの?」
まいんはテンに聞きました。
「そうですね・・。私もよくわかりません。昔から困ってる人を助けていました。それでいつの間にか大賢者と呼ばれるようになったのです・・」
「へ~・・あっ!」
まいんは大声を出しました。
「あるとの顔がっ!!」
まいんは指をさしました。そこにはあるとの顔が浮いています。
「まいんー!」
そういった瞬間、あるとの顔が怪物にくっつきました。
あるとの顔がついた、≪マグマあるとスライム≫という怪物ができました。
続く!