小説 ミートピア(36)~最終巻!~
~ミートピアに平和を~
まいんはテンの近くに行きました。
上を見上げた時・・・。
あのもやもやが現れました。
そしてテンの体の中に入ろうとしました!!
「はっ!」
テンは気づきます。
「今回はそうはいきませんよ!」
テンは魔法でもやもやしたのを閉じ込めました。
「ぐっ・・!」
「これであなたは動けませんね。・・・さて」
テンはまいんの方を向きます。
「まいんさん。見事でした」
「はい」
「1つ聞いてほしいことがあるのです」
「え・・?」
「あのもやもやした物体・・魔法の呪いの過去を・・」
彼は昔1人の人間でした。
でも、誰も振り向いてくれません。
なんで僕を無視するの・・?
ある日、鏡で自分の顔を見ました。
・・わかった。この顔がダメなんだ!個性のない、この顔が・・!
そうして彼は顔を捨ててしまったのです。
人間への怒り、憎みを残して・・・。
「・・まいんさん。この魔法の呪いをどうしますか?」
「消滅させる!」
「そうですか。ではあなたの神の力で消滅させてください!あなたの、神の力で!!」
テンはそう言い、1歩下がりました。
「ムーッ!ハーッ!」
まいんは魔法の呪いに攻撃!
消滅させました。
神様の声がしました。
「よくやってくれたな!これで怪物はいなくなり、顔は持ち主に戻るであろう!ミートピアの救い手、まいんよ!」
ミートピアを救ったのです!!
「・・では。最後に言わせてください。今までありがとうございました。さようなら」
「さようなら!」
テンの姿が見えなくなるまで手を振り続けました。
「ふう。じゃあ一旦宿屋に戻って休もっか!」
「そうだね!」
まいんたちは宿屋に戻っていきました。
こうして、ミートピアに平和が戻ったのです。
【終わり】
~あとがき~
ついに最終巻の36巻、配信させてもらいました。
読者様、本当に本当にありがとうございました。
もしかしたらファインブックも出すかもしれません。
お楽しみに!
2022年2月15日8時17分