〔小説〕仲良し【第2話】
私は桜井野乃花。
これは友達とトラブルがあった時の話。
「美月ってウザくない?ちょっと離れようよ」
私の大親友の杏奈が言い出した。
「え、なんで?今までそんなこと思ってたの?」
「だってさー、勉強はできるけど、そういうところが気に食わないんだよね」
「う、うん…」
杏奈がそんなことを思っているなんて知らなかった。私はそんなこと思わないのに。
それからだんだんと美月のことを避けていくようになった。
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暫くたったある日。学校の席替えで隣になってしまった。これは気まずい…。
でも、一応話しかけてくれるから、こっちも返す。
(やっぱり全然ウザくなんかないのに。美月が可哀想。って言える立場じゃないけど…)
そう思って、少しずつ美月と話すようになった。
でも、杏奈からの扱いが変わった。美月と仲良くした次の日から無視されるようになった。多分、美月と一緒にいたのが気に食わなかったんだと思う。美月を避けるのは嫌というかダメだけど、杏奈から無視されるのはもっと嫌だ。
次の日から美月を避けるようになった。
(こんなんじゃ関係じゃ息苦しいな。でも、どうすれば…)
私は考える。
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